気温と出生率 | ミセス・チェリーの毎日。

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投資家ミセス・チェリーのメモノート。アメリカ生まれ、東京育ち、現在はシンガポールでセミリタイア。

シンガポールという国はずーっと暑いと

思われていますが、違います。

 

雨季の中でも11-1月くらいは

ほんと~に過ごしやすい。

夜は20度くらいに気温も下がって、

最高に気持ちいいのです。

 

そして旧正月の後くらいに雨季が終わると

徐々に乾季に移行。

 

6-7月くらいがピークに暑く、

でも日本の夏ほどの湿度もなく

快晴が続き、

年末に向かって徐々に気温も

落ち着いてくる。

 

これが例年のシンガポールの

お天気です。

 

ところが、今年は旧正月が明けて

雨季が終わったら、途端に異常なまでの

暑さがやってきました。

 

体感40度くらいありそうな程で、

外に出ると痛いいいい!と

叫びたくなるかんじ。

 

それでもオフィスワーカーは

きんきんの室内冷房があるので

暑さに悲鳴を上げるのはランチタイム

くらいですが、外での労働者などは

大変な状況だと思います。

 

CNBCによると、この暑さによって

労働者の生産性が落ち、

シンガポールは2035年までに1.5bil もの

経済損失を被る可能性があるとか。

(Singapore’s economic losses due to 

heat stress could nearly double to over 

$1.5 billion in 2035、CNBC)

 

そして、この記事の最後では、

暑すぎる気候は出生率にも影響を与える、

と締めくくられています。

 

シンガポールにおける紫外線の強さは

日本の3倍とも言われています。

建物などはもちろん、靴や鞄など持ち物の

劣化の速さを見ても、紫外線の悪影響は

日々実感できます。

 

最近驚いたのは、透明の携帯のケースが

アッという間に黄色くなってしまったこと。

日本だと5年10年経ったかのような

状態に1年ちょっとで劣化してしまいました。

 

この日差しと暑さに年中晒されていると

人体に何かは起こりそうと思っていましたが、

出生率にも影響があるというのが

シンガポール国立大学

の研究結果。

 

一方で、日本で出生率と気候を調べた

厚生省のレポートを読んだことがありますが、

東北、北海道のような気温の低い地域は出生率が低く、

九州や沖縄など温かい地域は出生率が高い、

という結果が示されていました。

 

まあ、シンガポールの場合は暑すぎる、という

ことなのだと思います。

 

最近シンガポールでも認知されてきた

日傘をさして、天日干しのお塩を少々入れた

お水をこまめにとって、

出来る限り自分の身体を守っていきましょう。