H2を読み終えて | まんが

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感じた事を~

H2最高ですね!あのなんとも言えないあやふやな終わり方。読み手によってどうとでも受け取れる絵の描き方と行間の間も最高ですね。みなさんはあのラストどのように受け止めたのでしょうか?私なりに考えた結果はひかりの『最初からないのよ、選ぶ権利なんか...』がすべてを語っていると思います。


 ひかりを1巻からおさらいすると...


英雄と付き合っていたが比呂と春華をみて比呂を強く意識し比呂と英雄のあいだを揺れ動き比呂の初恋が自分であることを知り戸惑う中、自分の気持ちを初恋の相手は英雄で比呂が一生つきあう親友で最高のライバルで今のわたしにとって一番大切な人と確認するも気づいてしまった抑えられない比呂への気持ちがある......ラスト試合へ。


そして比呂のおさらいもしないと説明できないので...
中学一年で英雄にひかりを紹介し二人を引き合わせる。中学二年にひかりを女性として意識するが諦める。高校二年でひかりの誕生日の日に試合に負けその夜に初恋がひかりだったと伝える。その後ひかりに英雄とは野球以外で戦う気がないことを伝えるが明和との対戦のまえにひかりの奥底にある気持ちを知り......ラスト試合へ


 野田『わざと英雄に打たせたりしたらただ おかねえぞ』

 比呂『なんでおれがわざとうたせなきゃいけねえんだよ。』
   『わかってねえなァ...おまえは。』
   英雄のほうをみて
   『おれはひかりのことが大好きなんだぜ』

もう宣戦布告ですよね。
甲子園でまけた日の夜ひかりに中学のとき初恋で戦えなかった。戻れたとしても喜んでまた紹介して一年半後にまた気づくこと。紹介したときは逃げたわけでもないこと。ただ思春期が一年半ずれていただけだったこと。でも時々思ってしまうあいつさえいなければと思ってしまう嫌な自分への答えがここかなーと思ってます。戦うことで認めてますよね。


 高明『陽焼け止めは塗ってきたか?』(雨宮高明:ひかりの叔父)

 ひかり『明和一の応援に来てくれたの?』

 高明『----いや。』
   『雨宮ひかりの応援だよ』
   『どっちが勝つと思う?』

 ひかり『ここは明和一の応援席です。』

 高明『----だったな』

ここは比呂ですって言ってるようにしか聞こえなかったw


 英雄『体力は大事に使えよ』

 比呂『英雄』
  『しっかり守れよ。試合を決められたくなかったらな。』

 英雄『一点で逃げ切れると思ってるのか。』

 比呂『---たぶんな』

 英雄『わかってねえな、まだ明和一の打線の本当の力が。』

 比呂『わかってねえのは―--』
   『おまえだよ。』

一点で逃げれる=誰にも打たせない英雄も打てないといわれてるのにメンバーにも頼る英雄・・・英雄自らひかりにこの試合を見届けて選べ!というわりには人頼りなんですよね。これもひかりとの間に比呂が入り通訳をしてもらいなんとか実を結んだ話が思い浮かびますね。その後もちょこちょこ英雄とひかりの間には比呂のフォローもありますし。ここのやり取りで感じるのは比呂の中で千川VS明和一ではなく比呂VS英雄なんでしょうね。わかってねえのはおまえだよ。英雄がまだ自分と向き合えていない事を表す言葉ですね。向き合えてれば 英雄『わかってねえな、まだおれの本当の力が』 になるはずなんですよね。


 稲川『いつもの国見じゃないな。』(明和一の監督)

 部員『いつも以上ですよ、スピードも制球も。』

 稲川『楽しんでねえんだよ。』
   『あの野球大好き少年が――-な。』
   『どんなピンチも野球の楽しみに変えちまう、いつもの追い詰めにくい国見じゃない。』

野球は9人で戦うもの。しかしこの戦いは↑で書いた通り比呂VS英雄の個人戦なんです。野球じゃないんですねきっと。1話で夢の中。ふりかぶって投げた瞬間肘が砕け『熱血野球マンガ 完』これ伏線だったのか・・・・w


7回表に移る前にベンチでの会話

 比呂『どっちを選ぶと思う?』
   『ひかりが・・・だよ。』

 野田『興味ねえよ。』

 比呂『ウソつけ。』

近くに古賀春華がいるのにこの会話w明和一のブラスバンドの曲を比呂になんだっけ?と聞いてるのに帰ってきた返事が『勝たせてくれよな』=応援してくれ。決戦前の夜比呂が古賀春華に抜け出すことを言ってる時点でもう春華は察してる。このとき背景が真っ暗だったしw話しは戻り・・興味ないとそっけない野田がホームランをうち比呂の女房役の援護射撃がはいるw


 高明『悪役に回ってるなァ、今日の比呂君は』

 ひかり『当然でしょ、ここは明和一の応援席なんだから、そう見えてあたりまえなの。』

 高明『そっか』
   『・・・そのせいか』

どうしても負けるほうの気持ちを考えてしまうって誰かがいってましたね。ここで最後は比呂が勝負にかつんだなと確信しました。勝負に徹する比呂をフォローするひかり。


 野田『もう一度ちゃんと選ばせる―--か。』

 比呂『自分から言いだしたからには、負けたら身を引くつもりだぜ、あいつ・・・』

 野田『それがわかってるならいい・・・・』

負けて奪われたら身を引くつもりなのをわかっていて勝負しているなら考えがあっての事と野田はおもってるのかな。最後まで比呂に英雄との勝負はリードをまかせます。

 稲川『こんなに勝ちたがってる国見を見るのは初めてだ。』
   『それも明和一にではなく橘英雄にだな。』
 英雄≪おまえだけには・・・・渡さない。絶対に―--≫


やっとここで気づいたかー!って感じですw何度もいいますがこの試合は比呂VS英雄なんです。比呂自身の戦いでけして周りの人を想い戦ってるわけじゃないのです。なので野田にいった『おれをあまり信用するな』なんですよね。それ混みでもまかせる野田・・・付き合いの長さじゃ比呂のが長いから信用してるんだろうけど結果うまくいくかわからんぞって意味だろうしね。

英雄の渡さない、奪われたくないって気持ちはひかりをよくみてるから思うことなんだろうな~。比呂xひかりは読者視点で十分伝わってきます。受け入れたくないんですね事実を。



 高明『9回裏最後の対決』

 ひかり『最初の対決』
    『なんのためにここまでの三打席ガマンしてきたと思うの』

この試合の大一番の前に盛り上げてきますねw次の勝負が比呂にとって最初の対決だとひかりは考えている。そして英雄は残った力を振り絞って今までで一番速い球を投げてくると信じてると代弁するひかり。その球をうつ英雄を想像するひかり。弱気ですね、なぜなら比呂の負け試合は何度も見てきているからでしょう。(過去にもそんな話があります)英雄が勝ったら今まで通り気持ちを抑えて側にいるんでしょうね。(春華が負の感情を抱いた時とおなじトーンでひかりが描かれています。)比呂が勝ったら3人の関係が変わっていくのでしょう。そのために比呂は投げている。


9回裏がはじまり本当にひかりが好きなのを確認する野田。ああ、と返事をして明和一のアルプススタンドを見る比呂。誰見てるか一目瞭然ですねwたぶんひかりも比呂を見ていることでしょうw千川ベンチにはひかりのお母さんの写真が貼られてます。実の子供と同じくらいに想われていた比呂にもやはり大きな存在なんですね。小さい頃から現在のひかりを想いながらの投球。苦しいのが伝わってきますね。ここでもこの戦いは比呂自身の戦いなんだと感じます。


そして英雄との最初の対決は予想通りストレート勝負!

 比呂≪真っ向勝負なんて言葉は打者にとって都合のいい―--きれいごとだぜ!≫

といいつつもストレートをなげる比呂w完璧にうたれた球はその打たれた瞬間だけ風がふき流されてファールになる。

 比呂≪ちくしょう・・・どうしてもおれに勝てって・・・か≫

打たれたとき今までの関係でいられることが頭をよぎったのでしょうね。負けてスッキリするのを望んでない?と心配したひかりの母さくらが風をおこしたのでしょう。歯を食いしばる比呂。明和一監督はここで気づきます国見の張りつめた糸を切れるのは、橘だけだったことに。そりゃーこの戦いは比呂VS英雄ですからね。なんどもいうけどw明和一がかつには英雄が比呂に勝利するしかない。


そして最後の投球、スライダーのサインをだし英雄はストレートがくると信じ切っている。

 比呂≪それだよ英雄、忘れるな。その融通の利かねえバカ正直さに雨宮ひかりは惚れたんだ。≫

少し俯く比呂。投げられた瞬間英雄はスライダーだと疑い狙いがみだれ打ち取られる。ストレートのど真ん中、曲がらなかったその球は誰かに投げさせられたんだという野田。ここの解釈は英雄がストレートと疑いもなくバットを振ったならホームランで打ち取りひかりはその惚れた英雄の側にいたんだとおもいます。それしかひかりは想像できないともいっていた。それしか想像できない=それしか考えられないって意味で考察してます。しかし現実はそうではなかった。スライダーを投げたはずが曲がらなかったのはひかりがそう投げさせ英雄をうちとり三振にとった。つまりひかりに投げさせられたど真ん中のストレートで違う考えもあることを明らかにした。比呂ももうあんなの投げられねえと言ってます。ど真ん中のストレートって表現だと真実の道みたいな解釈しちゃいますよねw


比呂とひかりは今までの関係の終わりに涙を流す。どんな形であれ終わるのは悲しいですよね。比呂だってよかれと思い紹介したし楽しい思い出もある。ひかりも好きでお付き合いしたんだもんね。勝利の涙ではない事を知っていた~につながりますw


そして最後の場面に

 ひかり『いつもカギを閉めてるものね』
    『ひでちゃんのその部分にわたしの居場所があるんだって』

カギを閉めてる部分というのは奪われたくない、渡さないと思う比呂とひかりの関係のことだろう。それは幼馴染の先にある関係です。比呂のお母さんが入院してたときのストーキングみれば一目瞭然ですよねw

その部分にあるひかりの隣にいたのは比呂ですよね。知ってしまったんです比呂という存在に。じゃなければ親にもわかるくらいの変化で鼻歌まじりで楽しく料理しだしたりスカートの丈の短さを指摘されズボンに履き替えるとかしませんw

 ひかり『---だからなるべくドアは開けておくようにって。』

 *これからは無理しないで会いたいときは会う。誰にも気を使う必要はないんだよって。*

と言ってる感じがしますねw比呂とひかりが会うのに用件や理由が必要になってお互いが苦しんでましたしね。あきらかに元気がなくなってるんですよ。とくにひかりのほうが。


 英雄『比呂がそういったのか?』

 ひかり『比呂はひでちゃんを三振に奪っただけよ』

つまりひかりの自らだした答えが『---だからなるべくドアは開けておくようにって。』

 英雄『おれは・・・なにもわかってなかったのか・・・』

嫉妬や妬みは周りがみれなくなるし怖いもんです。

 ひかり『わかっていなかったのはわたし。』
    『最初からないのよ、選ぶ権利なんか・・・』

つまりどっちも選択できませんって意味ですね。これがH2の結末なんじゃないでしょうか。

 英雄『おれも―--比呂との勝負で教えてもらったことがある。』
   『だれよりも雨宮ひかりが必要なのは、』
   『このおれだ』

つまりひかりはどちらにも権利を主張しないことを選びみんながスタート地点にたち気づいたことがある。英雄にとっていなくてはならないのはひかりだと。この言葉を早くいってあげてればこんなに複雑にならなかっただろうと思ったwだからこそこの物語ができたんだけども・・・実際には相性がよさそうなのは春華ですけどね、時間忘れちゃうくらい楽しい時間をすごすんですから。春華も英雄のバッティングみてスカッとしてるしw


そして最後ひかりと英雄のシーン はぐしてます。H2のこういう演出のシーンはぜんぶ『ごめん』といっています。なので『ごめん』とかいって二人の関係を清算してるんでしょう。先に進むためそして比呂と春華のシーンでこの二人の会話は未来があやふやですよね。このさきどの組み合わせでH2になるのか想像豊かになりますね!この結末だと最後のカラオケのシーンの比呂の表情にも納得がいきます。嬉しそうね>あ、そうだねの部分もしっくりきます。






これが私なりの結末でした。気づけば思ったより長くなってしまいました。最後まで見て頂きありがとうございました!!!!