今日の外来に、他院で処方されていたお薬を継続してほしいという患者さんが来られました。
その処方内容の中に、「ドグマチール」という薬がありました。
そういえば、先週も別の診療所の外来で、ドグマチールを処方されていた患者さんを診察したばかりです。
ただし、今日の患者さんはうつ病の治療薬として、先週の患者さんは胃潰瘍の治療薬として、それぞれドグマチールを処方されていました。
ドグマチールは、もともとフランスで消化性潰瘍の治療薬として開発された薬です。その後、気分の落ち込みを改善する作用があることが知られ、うつ病の治療にも使われるようになりました。
かなり昔からあるお薬なので、最近では処方される機会は少なくなっている印象があります。それだけに、2週続けてドグマチールを服用している患者さんに出会い、少し懐かしい気持ちになりました。