今日の某事業所の安全衛生委員会で、「産業殉職者合祀慰霊式に参加してきました」という報告がありました。

 

 その話を聞いて、私は正直なところ、「そんな慰霊式があることを、これまで知らなかったなあ」と、少し驚きました。

 

 産業医という立場で仕事をしていながら、恥ずかしい話です。

 

 産業殉職者合祀慰霊式は、毎年、中央労働災害防止協会などの関係機関が中心となり、東京都八王子市にある高尾みころも霊堂で行われているそうです。

 

イメージ像です。

 

 令和7年の今年も、静かな雰囲気の中で、無事に式典が執り行われたと聞きました。

 

 働く中で起きた事故によって、大切な命を失われた方々に、そっと手を合わせる時間。そして、「同じことが二度と起きないように」という思いを、参列した一人ひとりがあらためて心に刻む、そんな式だったと報告がありました。