今日は、昨日に続いて 「腎臓をいたわるための生活習慣」 についてお話しします。
その中でも、特に大切な 食生活のポイントを3つだけ シンプルにまとめました。

 

① たんぱく質は“摂りすぎず、減らしすぎず” が基本

 

 腎臓に最も負担をかける栄養素は たんぱく質 です。だからこそ 摂りすぎには注意が必要 なのですが、一方でたんぱく質は身体に欠かせない栄養素でもあります。

 

 大事なのは、“質を選び、量を適度に”というバランス。

 

 極端に減らす必要はありませんが、肉を大量に食べたり、プロテインを毎日飲んだりする習慣は見直した方がよいでしょう。

 

② 塩分は「1日6g未満」を目標に(最重要項目)

 

 腎臓を守るためには、実は 減塩が最も重要 と言っても過言ではありません。塩分を控えることで、腎臓の負担を減らすだけでなく、高血圧の改善 にもつながります。

 

 とはいえ、6g未満 は実践するとなかなか難しいのも事実。外食や加工食品を少し減らしたり、「汁物を残す」「調味料をかけるのではなく“つける”」といった工夫が効果的です。

 

③ 高血圧のコントロールは“腎保護の柱”

 

 食事そのものではありませんが、血圧管理は腎臓を守る上で欠かせない柱 です。
高血圧は腎機能をゆっくり確実に悪化させるため、軽度の上昇でも見逃さず、早めの対策が大切です。

 

特に、


・減塩
・適正体重
・適度な運動
・十分な睡眠


などは、血圧と腎機能の両方に良い影響を与えます。

 

 腎臓は、一度悪くなるとなかなか元に戻りません。だからこそ、無理のない範囲でできることから 腎臓をいたわる生活を始めてみてください。