今日は高校生の息子と一緒に、『呪術廻戦』の劇場版を観に行ってきました。
息子は目を潤ませながら「感動した!」と大興奮。一方の私はというと……物語の展開についていけず、途中から「これは何の呪術だろう?」と頭の中が混乱していました。残念ながら、感動の波には乗れずじまい。
感情の感じ方にも世代差があるんだなあと、医師として改めて実感しました。感動とは、共感と記憶の結びつきによって起こる脳内の化学反応。つまり、自分の経験や価値観に“刺さる”部分があるかどうかで、心の揺れ方は変わるのです。息子にとっては青春のど真ん中の作品でも、私にとっては未知の呪文の連続。そりゃ反応が違って当然ですね。
さて、今日はもうひとつニュースがありました。以前、栄養学の本を書かせていただいた出版社から、新たに「管理栄養士国家試験対策本」の執筆依頼をいただきました。まだ正式にお返事はしていませんが、お引き受けする方向で考えています。出版は2027年5月頃とのこと。少し先ですが、こうしてまた“栄養学の世界”に呼び戻されるのは光栄なことです。
どうやら、私の人生も「呪縛」ならぬ「栄養学の呪い」からは逃れられそうにありません。でも、この呪いなら、喜んで受け入れようと思います。