今日は午前中の外来のあと、特に予定がなかったので献血に行ってきました。

 

 私は医師免許を取得して以来、長く基礎医学の研究分野に携わってきました。そのため、医師として直接患者さんの治療にあたる機会は少なく、「自分の資格を十分に社会の役に立てていないのではないか」という思いを抱くこともありました。そんな気持ちの“ささやかな罪滅ぼし”として始めたのが献血です。

 

 本日で献血は143回目となりました。献血ができるのは69歳までですから、一昨日68歳になった私に残された時間はあとわずか。何とか150回までは到達したいと思っています。

 

 ただ、年齢とともに変化を感じることもあります。60歳を過ぎたあたりから、献血のあとに少し疲労感を覚えるようになり、時には献血中に軽い頭痛などを感じることもあります。それでも、できる限り続けたいという気持ちは変わりません。

 

 だからこそ、若くて元気な人たちには、ぜひ献血を習慣にしてほしいと思います。年を取ってからでは、少ししんどくなるものですから。