「大逆転裁判」には、「(セント)アントルード病院」を訪問する機会が二回あります。
  1. 「大逆転裁判1」第5話(ゲーム内の日付:4月16日)

  2. 「大逆転裁判2」第4話(11月2日)
この時に訪問する病室は決まって3号病室。つまり同じ部屋です。
(ビリジアンが入院する聖バーソロミュー病院の病室も、構造がそっくりなんだけど、ここではその件にはつっこみません)

日付からしてほぼ半年の期間が開くわけですが、両者を見比べると‥‥

「大逆転裁判1」第5話:




「大逆転裁判2」第4話:





薬棚の中の薬瓶、皿、タオルなどは変化がないのに、ボロボロの壁のひび割れ位置だけがまったく違う。
あと、壁の注意書きも。
窓の外に見える建物もちょっと違う。
床の色味や木目も違う。
‥‥半年の時間が経過しているから、何かしら変化があるのは当然なんですが、ゲーム的な話をすると、別に同じ病室なんだから使いまわしたって別にいいじゃんって気がするし、使い回さないとしても、変化をつける場所はむしろ皿とかタオルといった、入院患者が使用するものにした方が違和感ないのでは‥‥?
だって、壁のひび割れがこうなっているということは、半年の間に、一部補修したけどまた別の場所が壊れたってことになりますよね。それはいくらなんでもボロいというか逆に怖いよ。
(確かに、「(セント)アントルード病院」はストーリー的にいわくのある場所ではありますが‥‥)

というようなことを考えているうちに、3DS版とスマホ版はどうだったっけ? と気になり調べてみました。
そうしたら‥‥

3DS版:
・「大逆転裁判1」第5話





これは「1&2」と同じなのに、

・「大逆転裁判2」第4話





壁の注意書きの横に、突然でかいひび割れが出現している!
なんだこれ、と思って、2の2話のビリジアンの病室(聖バーソロミュー病院)を見てみたら、



この部屋のひび割れをそのまま流用してしまったんだということがわかりました。
「大逆転裁判1」では「聖アントルード病院」用の背景だけ用意すれば良かったところが、「大逆転裁判2」では2話の「聖バーソロミュー病院」、4話で「聖アントルード病院」と別の病院の背景が必要になっています。
ですが、「大逆転裁判2」では、このふたつの病院の背景をほぼ流用してしまったんですね。
いっそ、「大逆転裁判1」の「聖アントルード病院」の背景を「大逆転裁判2」でも使いまわせば、「同じ聖アントルード病院の背景なのに、大逆転裁判1と大逆転裁判2でひび割れの位置が違う!」ってことにならずに済んだと思うのですが‥‥3DS版は容量の関係もあって別にすることができなかった、とかでしょうか。

というか、そもそも壁のひび割れの位置なんて気にする人はそんなに居ないと思いますが。w
実際、私は今回調べるまで気づかなかったですし‥‥

さて、スマホ版(iOS版)なのですが、どうやら移植に際して、壁のひび割れの位置を気にしたようです。

iOS版:
・「大逆転裁判1」第5話





・「大逆転裁判2」第4話





おわかりいただけるだろうか‥‥2の4話、壁の注意書きの横のひび割れが、ものすごく中途半端に消されているのが。
いやいやこんな中途半端に消すならそのままで良かったじゃん。ってツッコミを入れたくなりますが。w
この中途半端な消し方から、ちゃんと消して修正したのが今回の「1&2」だったのです。
何にせよ、ふたつのベッドの間のひび割れには何ら手が入っていないため、「謎の補修がされた」ようにしか見えないけど。w

とにかく、こういった目立つようで目立たない(?)修正も移植で入っているのだということがわかりました。