宇宙(うちゅう)
時間・空間内に秩序をもって存在する「こと」や「もの」の総体。
何らかの観点から見て、秩序をもつ完結した世界体系。
全ての時間と空間、およびそこに含まれるエネルギーと物質。
太陽のまわりには、地球もふくめて9個の惑星と、たくさんのすい星や小惑星たちがあり、太陽を中心に回っています。
これを太陽系といいます。
そして、太陽のように自分自身でかがやいている星が約2000億個ほど集まっているのが銀河系です。
宇宙には、この銀河系と同じような星の集まりが数千億個あると考えられています。
今からおよそ60年前に、アメリカのハッブルという博士が、銀河系のような星のグループどうしの距離が、だんだん大きくなり、おたがいがはなれていっていて、しかも地球から遠い星たちほど、はなれるスピードが速いということを発見しました。
つまり、これは、宇宙は風船のようにだんだんとふくらんでいるということを意味しています。
そして彼は、そのことを逆に考えて、宇宙のはじまりはいつなのかを計算してみました。
すると、今から150億年から200億年前、宇宙はある一点に集まっていたことがわかったのです。
あるとき、何かの原因で大きな爆発が起こり、この爆発をきっかけに宇宙はものすごいスピードでふくらみはじめたのです。
この大爆発のことをビッグバンといいます。
これが、宇宙が生まれた瞬間です。
生まれて間もない宇宙は、非常に高い温度と強い圧力の世界であったようです。
もちろん今のように星などありませんでした。
それが、長い年月をかけて、ようやく今のような宇宙になったのです宇宙はどうやって誕生したのかについては、何も無いところから出来た。
何かが無限の過去から存在していて、その何かから出来た。
のどちらかしかないと思いますが、どちらにしても、すんなり納得できる話ではないと思います。
「宇」とは無限の空間、「宙」とは無限の時間のことです。
科学的には本来、時間と空間に明確な区別というものはなくて
人間が勝手に「未来と過去」「上と下」という方向を決めているだけです。
宇宙はどうやって誕生したのかは、永遠にわかりません。