ED76 1019
東芝製 昭和54(1979)年9月4日落成
新製配置先 鹿児島機関区
今日のナナロクは2021/12/20の8071レで延岡駅を訪れたED76 1019です。
先日投稿しましたが、当日4075レにもED76 1017が代走運用に入っていて延岡駅に2両のED76が来るという貴重なタイミングを見ることができました。
1000番台最終ロットお馴染みの昭和54年製造標記の東芝メーカーズプレート
この1019号機は製造後から赤2号ではなく、分割民営化後にブルーとライトブルーの2トーンカラーに塗り替えられた俗に言う貨物試験塗装車として走っていた8両のうち現存する1両です。
後に再度赤2号に戻され現在に至ります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20211221/12/gse20s/9a/5c/j/o1080081015049422713.jpg?caw=800)
【ED76 1019】
現車は2021/5に小倉工場にて全般検査を受けて出場しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20211221/12/gse20s/f8/f9/j/o1080081015049422723.jpg?caw=800)
九州のED76は全車スノープラウの装着は無く、ATS車上子保護板が装着されています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20211221/12/gse20s/49/20/j/o1080081015049422738.jpg?caw=800)
2エンド側
最近、空転について話題に上がったED76の耐空転性能の高さに貢献するジャックマン方式で牽引力を伝えるための引張棒が台車下部を這っています。この説明は後ほど。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20211221/12/gse20s/a8/d6/j/o1080081015049422752.jpg?caw=800)
側面中央部
軸重可変式の台車で、左側の車軸には速度センサーが取り付けられています。
屋根上の機器類もまだまだシルバー塗装がきれいで写真映えしますね
空転が始まるとレールとの摩擦が無くなり牽引力がほぼ0になります。赤い矢印のように台車前方の粘着力が抜け軸重が後方へ抜けるのと同時に台車が横方向へ細かくブレる蛇行動が同時に発生しやすくなり空転を増大させます。それを抑制するため強靭なアンカー受けに固定された引張棒を介し台車中央にあるクランクピン真下のレール付近(引張棒延長線終点)へ着力点を持って来ることにより低重心化、粘着力を低下させることなく貨車牽引する仕組み。だったはず…。
間違ってたらすみません…。
自動車でも雪道のような低μ路で駆動輪が空転する際に足回りがバタバタする振動を感じることがありますが、あれと同じような動きが空転時台車に発生していると言えばわかりやすいでしょうか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20211221/12/gse20s/9b/2f/j/o1080081015049422785.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20211221/12/gse20s/ad/3a/j/o1080081015049422823.jpg?caw=800)
これにて1019号機は終了です。門司機関区のED76を追いかけた「今日のナナロク」シリーズもいよいよ1015号機を捕獲すれば稼働機全てを写真で残す事ができそうです。早めにED76を終えて、EF81へ本格的にスイッチしたいのも本音ですね。
それではまた。ご覧下さいましてありがとうございました。
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