こんにちは!Teruです。
僕のブログにご訪問くださり、どうもありがとうございます。
(前回からのつづき)
バリバリのカイシャ人間だった僕は、自分や家族よりも仕事を優先し続けて昇進し、ついに念願だった「会社でエラい人」の肩書きを得ました。そして、肩書きに見合う人間になろうと努力しました。(エラそうにしたくないけれど)エラい人らしく、立派な人らしく。知識、教養、倫理、道徳、人格、人柄、意思、理念、責任、判断・・・。こんなキーワードが似合う男になろう!
全身がカイシャに染まっていたので、自分を肩書きに合わせることに、抵抗なんてありません。職場でも取引先でも過度に気を遣われるのは居心地が悪いですが、それでも慣れました。
仕事のスケールも大きくなり、ヒト、モノ、カネを大きく動かし、会社の利害関係に直接関わる事が増えます。
やるべきは、会社を発展させること。進む道を切り拓き、大きくすること。何年後にこうなるよう、守りを固め安定を維持しながら、攻めながら、将来の輝かしい発展に向け、会社を着実に前に進めること。
そう深く理解しました。
会社の発展は、自分の人生のレールを確実に伸ばします。今よりも裕福で安定した生活が待っていると、期待できます。
だから、いままでどおり頑張り続けて社長になって、
会社の発展に人生を捧げれば良い。そうすれば良いんだ。
そうすれば、僕は幸せになれる!
僕にも幸せが来るんだ!
僕は人生の成功者になるんだ!
でも、本当にそうなのだろうか?
それで良いのだろうか?
僕は、いったい何がしたかったのか?
今まで何をしていたのか?
やるべき事がカチッと決まっていて、先がしっかり見えている人生のレールを、ここまで伸ばして手に入れたけれど、
本当にそれが欲しかったのか?
それがしたかったことなのか?
生きるとはどういうことだ。
このままこれで、本当に良いのだろうか?
言葉にならない様々な「?」が湧いて、心がゾワゾワと落ち着かなくなりました。
(つづく)
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
ではまた(^_^)/