足許の住宅ローン金利は史上最低レベルに来ていますね。今現時点でローンを組める人は本当にラッキーだと思います。
もし自分が住宅ローンを組むなら、15年以内での返済を目標に当初10年固定と変動のミックスにしますね。当初10年固定とは10年間は金利据え置きで、その後は変動金利か新たに固定を選択する商品で期間は35年で組めます。
そしてなるべく多めに借りますね。住宅ローン減税がマックスに使えるように5000万近く借りたいと思ってます。もちろん手元キャッシュはいつでも繰上げ返済出来るようにある程度置いときます。
これだけ安い金利で資金調達出来る環境はそうそうないでしょう。インフレ期は借金したもん勝ちです。お金の価値がどんどん下がるのがインフレですからね。
一方、今の金利はあとどの位続くでしょうか?
10年ローンは10年国債に連動するので、小生はいつもウォッチしています。最近、消費者物価が日銀の思惑通りに進捗していて、早くも量的緩和縮小論が出ていますね。怖い話です。日銀が国債の買入を縮小したら一気に金利は跳ね上がるでしょうね。
もう一つ怖いのが、日本の信用力低下による金利上昇。要は国債の格付けが下がって、国債が売られる事態ですね。景気が回復しないのに金利だけ上がったら大変です。
今はアメリカの量的緩和縮小も懸念されてますが、アメリカの債券バブルが弾けるのも怖いですね。
国債が売られても景気が本格回復しない限り短期金利はそれほど上がらないと見ていますが、こればかりはどうなるか分かりません。
で、どうすればいいか?
新築が欲しいなら、すぐに高額ローンを組むためにも、今売れ残っている竣工済の物件を値引きして買ってしまうのが一番お勧めです。
最近湾岸エリアや新宿、大崎、池袋などで魅力的なタワーマンションが売りに出ていますが、いずれも竣工は2、3年後。金利はかなりの確率で上昇するでしょう。特に長期は。
住宅ローン金利がちょっと上がるだけでシナリオは大きく変わってしまいます。ですので、今から新築タワーマンションを検討される方は、ローン金利にストレスをかけてシミュレーションして下さい。
もう買ってしまった方は、竣工までにどうやって金利上昇リスクをヘッジするか考えましょう。
いつか分からないですが、金利上昇リスクのヘッジについて考察してみたいと思います。