闇の船ハヤカワ文庫書店で見かけて買ってみました。帰りの 電車の中でちょっと読んでみて、最初、あ、コレはダメ読めないかなと思ったのですが、意外に最後まで読めました。女流作家の作品です。主人公が女性で、さらには、その一人称で語られるので、訳者の技量がもろに出てる感じです。のレビューは悪い評価が多いようです。まあたしかに、主人公は巨乳のツンデレお姫様特権支配階層の一人娘で、冒頭で睡眠薬をうたれそうになって半裸で脱出ポットで逃げ出し、三毛猫柄で女性の縛り方を知らない彼の宇宙船に拾われて実は彼女と彼は。なので、じゃなくてハーレクインと言うことではあるのですが、少なくともちゃんとスペオペしてます。確かに、お嬢様だけど、世間知らずの箱入りではなくて、足の指まで使って数えれば足りるくらいには場数踏んでるし、加速装置内蔵だし。あ、でも個人的には貧乳の方が小説だからどうでも良いんですが。閑話休題、舞台は未来の地球のようですが、基本技術の背景、メカの説明や、軌道遷移や宇宙船の進発シーケンスなどの描写は殆どないので、ハードではありません。宇宙船の作動原理や人工重力発生装置に対するなぜには答えは与えられませんが、主人公に関する伏線はちゃんと回収してくれます。途中で、説明不足でいらいらする部分もありましたが、回収されるので大丈夫です。まだ原語版を読んでないのですが、日本語版のタイトルはちょっとですね。直訳は闇船の盗賊なので、直訳あるいは闇の盗賊船とかでも良かったかなと思います。まあ、ごった煮の闇鍋ならぬ闇船と言うのであれば判らなくもありませんが。