すごく仲が良かった。それが嬉しくて楽しかった。
きっつい職場で唯一のオアシスというか、ギリギリのラインでじゃれあってるのが楽しかった。信頼関係があると思ってた。愛あるディスり合いだと思ってた。
でも家ではバカにしていた。だからスルーできなかった。
悲しかった。笑われてたんだって思ったらすごく傷付いた。
素直に謝ってくれればいいものを、余計なことたくさん言ってくれちゃて。
そこからもう転落していくしかできなかった。
落ち込んだら落ち込んだだけ、どんどん体調も悪くなっていて、歯止めが効かなかった。
この頃は、ただただ心配して欲しかった。
今思えば、すごく心配してくれてたね。
本人から、そこじゃないんだよぉぉぉっていうところから悪意のない援助の手が差し伸べられたりもしたけど、無駄に私が傷付いただけだった。
誰に何を言われてもグッサグサに刺さって血まみれになった。
お医者さんも職場のカウンセラーも、管理職も、直属の上司も「休みなさい」って言ってくれた。
でもこれ以上迷惑をかけるお荷物になりたくなかった。
自分で自分に「いいよ」って言えなかった。
余りにも不安が大きくなってしまって、1日を無事に回すことができなくなってしまった。それで結局諦めて休んだんだけど。
事情を知る同じチームの小娘ちゃんが「○さんのせいだってことを微塵も表に出さなかったお姉さんが偉すぎます」って褒めてくれた。
そう。奴は自分のせいで私がここまで追い詰められてたって知らないんだ。
それを表に出してしまったら最後、もう2度と元に戻れないのが分かっていたからね。
元通りにはなれなくても、ちゃんと仲直りしたかったから。
奴は本当は歩み寄りたいし、すごく心配してるし、私のこと好きだから仲良くしたいけど、プライドが邪魔してて動けないんだって笑
仲良くしようね。するよ。大丈夫。