今年は、今日から節分までの期間。冬の土用です。

土用というのは季節と季節の変わり目の期間で、節分の翌日、2/4が「立春」です。


秋の土用は、気分の落ち込みやうつ状態が目立ちますが、冬の土用は何か少し浮ついた不安定さが特徴のように感じます。


知り合いや、メンタルヘルス関係でお付き合いのある方々、当院患者様などにこの画像ファイルを送信したり印刷して差し上げております


今年は年初からですと、成人の日の連休が明けた頃1/10に初診の問い合わせや、予約外の受診が急増しました。翌日の出先でも「昨日は電話が多かった」とどこでも言ってました。


「プレ土用」という言葉がショートメッセージで飛び交っています。


寒暖差も大きいこの時期。皆様におかれましても、くれぐれもご自愛ください。




当院内部資料の「グリューン・メンタルクリニック 要注意日カレンダー」


ピンクで塗った期間が、春夏秋冬それぞれの「土用」

。黄色はその他の要注意日です。


 夏の土用はばてないように、うなぎを食べましょう、などと言いますが。体が不安定になるのです。脳も体の一部です。


 冬土用の時期

・気分がやや浮ついたり、不安定になる方が増える印象があります。患者さんに限りません。

・悪夢や、過去の外傷記憶の侵入的想起、外傷記憶のフラッシュバックが増えます。

・そううつ病(双極性障害)では、躁・軽躁・活動性の増加が増える印象があります。普通の人でも多少そうなるかもしれません。双極性の傾向のある方は、浪費や睡眠時間の確保に注意しましょう。


・わずかに双極性の傾向がある方で、土用時期が終わった時、急に、うつ、無気力、パニックなどで見える方も散見されます。経過を伺うと、土用時期に睡眠時間の減少と過活動が続いていたりします。この疲れが土用明けにどっと出るのではないかと、個人的には解釈しています。


このタイプの人は、土用中は自覚的に「調子がいい」のです。それも病的とも言えないレベルだと「立春頃急に不調になる」という訴えになり、年単位で病歴を見直したり、睡眠記録をつけて初めてわかることもあります。


1/19の診療が終わったのは21時を回っておりました。

そういう時期です。


(この記事は、当院での診療での経験を記しております。統計処置などはしておりません。カレンダーのご使用は自己責任でお願いいたします。)


ブログ記事はスマホでリアルタイムで書いてます。誤字訂正や追記を随時行いますが、自分の思考がそういう書き方に合っていますので、時に乱文になっておりましたら、ご容赦下さいませ。