うつくしきもの。


瓜に書きたる児の顏。


雀の子の、鼠なきするに、をどりくる。





鶏の雛の、足高に白うをかしげに、衣みじかなるさまして、ひよひよとかしかましう鳴きて、人の後・前に立ちて歩くも、をかし。
また、親の、ともに連れて立ちて走るも、皆うつくし。
雁の子。瑠璃の壺。


平安時代も今も、鳥やその親子を見て起きる感情は同じなんですよね。