1月3日 水曜日

830起きる。

うん、良く寝た。
隣に息子の姿はない。
朝からばあちゃんに連れられてラジオ体操に行くって言ってたけど、ホントに行ったんだ。
スゲー。
出かけたの気付かなかった。

とりあえずモソモソと着替えて、一階に行く。
居間で子供達がキャッキャと遊んでいる。

元気だな~。

『おはよ~』

と言うと、息子も娘も
「おはよー!」
と元気がいい。
今日までか、子供達と過ごせるのは。
大事に過ごそう。

朝食を摂る。


朝から、昨日の羽田のニュース。
テレビ消す。

民法のキャスターの私感なんか1㎜も聞きたくない。

事実のみを聞きたい。
やっぱニュースはNHKだよね。
居間でPCを立ち上げて、ちょっと色々調べる。


海保機、MA722便「みずなぎ1号」

かつての東日本大震災の時、かの機は仙台空港に駐機されていて、被災した。
仙台空港には、大きな波が押し寄せた。

もちろんこの機体も、波に飲み込まれた。

ただ、整備中で格納庫に駐機してたのが幸いだったのか。
仙台空港で被災した航空機の機体で、補修のうえ唯一現役復帰できたのは、この「みずなぎ1号」だけ。
後は、全滅。

東日本大震災の波から、奇跡の生還を果たした唯一の機体だったんだ。

そんな大災害を生き残った機体が、今度は次の災害の救援に行こうとする時に。。。


やるせない。
 

この子も、救援の為に飛びたかっただろうな。

無念だったろうに・・・

こんな情報、この日記が上がるころにはもう出回ってるだろうな。

PCを閉じた。


少しして9時になった頃、息子が

「俺、ちょっと昨日のコインゲーム行ってくる。」

おけおけ。
僕もニトリ行きたい。
決めたよ、コタツ買う。
一緒に行くことにした。

出かけにお袋が

「コタツ、買ってあげるから。」

と言って、カードを渡してくれる。

かっこよく
『要らん』
と言えればいいのに、ありがたく受け取ってしまう。

情けない。。。

という事で、息子と向かいのショッピングモールへ。
息子はまっすぐコインゲームへ。
僕はニトリ。
とりあえず、コタツのカードとって。。。

ラス1だった。
後は欲しい用品を籠に入れる。
オーブンで焼ける皿と、オイル入れ。
カツオ油とか、ネギ油作って保管できるように。
それと、醤油さしとかも無かったから買おう。
あと、胡椒ミル。

コタツだけカードで買って、後は自分で買った。
じゃないと、かっこ悪すぎる。

とりあえず、コタツはデカいので後で取りに来ることにする。

すると、お袋が娘を連れて現れる。
なんだか、妹夫婦と親父が散歩に行ったらしい。
なんだー、じゃぁ行くか。
息子を回収して、海の方までみんなで行く。

海沿いをずーっと歩く。

たまに、娘が並んで歩いてくれる。
他愛もない話したり。

 

かわいいなぁ
ホントにかわいいな~

 

 

ごめんな、お父さんとお母さんがこんな風になっちゃって。
心から申し訳ないと、思う。
子供達には、普通の幸せを生きて欲しかった。

息子は変わらず、いつも通り。

妹夫婦には、ホントにいつも助けられてる。
こうして、普通に子供達と接する時間を作ってくれるから。
ありがたい。

ぐるっと歩いて、家のハス向かいのショッピングモールに戻る。

なんか、娘は秋葉原に行きたいんだとか。
この散歩中にじいちゃんにおねだりして、推しのグッズを買ってもらう事になったらしい。
あら。。。

いいな、じいちゃん。
その役僕がやりたかった。。。

ま、でもじいちゃんが先だな。

じいちゃんと娘は、駅の方まで歩いて行った。

残った僕らは、フードコートでお昼ご飯。
久しぶりにリンガーハット頂く。
美味し♪

食後、ニトリに寄ってコタツを持って帰る。
義弟と息子が大きな段ボールを抱えて車まで運んでくれた。
こういう時、若い労働力は神。
ありがとー♪

それから、また買い物。
スーパーに行く。
お袋が食糧を買ってくれると。
妹夫婦と、ウチと。

お袋、ホントに経済力あるな。。。

で、僕も買い物するけど。。。
前と変わったな。
前はカップラとかレトルトとかそんなんばっかだったけど、普通に調味料とかそう言う系を買ってしまう。
あとは、素材があればなんとかなるからね。
お袋が
「そんなんでいいの?」
と言う。
良いんだよ(笑
ありがとう。

それから実家に帰り。。。

妹夫婦は帰って行った。

息子は
「俺、もう一度コインゲーム行ってくる」
と出かけた。
消化不良だったのか(笑

で、僕は。。。

夜走るし、布団に入って寝た。


・・・


足元で変な音がする。


息子が
「ギィー‼‼‼」
とか叫んで、そのまま布団に入って寝た。

意味が解らん(笑

頭をポンポンと撫でると、

「夕飯だって」

と、ボソッと言う。


『おけー』

起きて、風呂に入ってから夕飯。
今夜は餃子らしい。
みんな大好物。
お袋が包み、親父が焼く。

美味し♪

夕食後、荷物をまとめて。。。

2030に実家を出発。
家に帰る。

首都高を抜けて、高速を走る。

息子と娘、テンション高くずっと話してる。

途中、SAに寄る。

娘に

『おみやげとか買うならここが最後だよ』

と言うと

「おとう、ついてきて。行きたい。」

うんうん、行く行く。


娘とSAを歩く。
売ってる商品を見て、あーでもない、こーでもない。
と一緒に歩いた。
娘と二人だけで歩くなんて、ホントに久しぶりだな。
嬉しい。

「コレがいいかな?」

とか可愛く聞いてくるので、

『うんうん、良いんだよ。
 君がその人に渡したいと思ったものならなんでも良いんだよ。』

と答える。
娘、嬉しそうに抱えてレジに行った。

友達と。。。
お母さんだろうな。

うん、娘はそれでいい。

それから再び高速を走り、山を越え。

子供達はいつの間にか寝ていた。

朝、早かったもんね。

途中、山は雪が降り、道にはうっすらと積雪。
全然問題無いけどね。

やがて、前の家に到着。
時間は26時。

子供達に

『ついたよ』

と言い、起こす。
もう大きいからね、自分で行ける。
小さい時は抱えてベッドまで運んだな。
もう大丈夫。

『忘れ物は無いかい?』

息子「うん、大丈夫。ありがとう。」


『じゃ、またね』

「おん、またー」

と、息子は家に入って行った。
 

 

寂しい
ほとばしるほど寂しい

負けるもんか。
幸せ貰った。
充分だ。

それから、家に帰る。

とりあえず帰宅した瞬間、家を全部見て回る。
おぉ。。。
良かった、何も変わってない。
棚から何かが落ちてるとかを覚悟してたけど。
地震に耐えたらしい。

とりあえず荷物を車から降ろして展開。
冷蔵庫に入れるものはさっさと入れる。

UさんからLINEが来る

「おかえり~」

ありがたい、こんな時間まで見守ってくれてる。
大丈夫、僕は一人じゃない。
寂しくなんかない。

荷物を一旦片づけたら、PCを立ち上げて日記書いて。
すぐには寝れないので、一杯飲んで。
 

静まり返った部屋。
コタツの熱線がブーンとなる音が聞こえる。

1人、居間に座る。

 

僕はうそつきだ。

 

 

寂しい。。。





28時ごろ、横になった。

おやすみ、子供達
5日間ありがとう、幸せだったよ。


おやすみ、Uさん
ありがとう