3月29日 水曜日

6時を回った頃だったと思う。
コトコトとした音で、ふと目覚めた。

あれ?
あぁ、そうか。
家じゃないんだな。
懐かしい感じ。

味噌汁の香りがする。。。

ムクッと起きて


『おはよー』
 

と妹に挨拶。

「おはよー」

と、走り回る妹。
今日は7時に家を出て、バイトに行くらしい。
だから、朝食に付き合えって強引な話なんだけど…

普段まともに朝食を食べてない僕への気遣いなんだろうな。
ありがたい。

The 朝食を頂く。
ご飯、焼き魚、味噌汁
朝から贅沢させて貰う。

美味し♪

それから、バタバタと妹はバイトに出ていった。
いいね、本業はリモートでやり、空いてる日は趣味のバイトに行く。
自由に生きてるな。

それからは、人の家でまったりと。
朝からUさんとSNSでお話したり。

しばらくすると、義弟が夜勤明けで帰ってきた。

「お久しぶり~」

と気さくな挨拶。
新天地での仕事も、順調らしい。

朝食を摂る義弟とお話ししながら、テレビを眺めて…

義弟はシャワーして就寝。



おっし、散歩に行こ。

近所の大きな神社に行く。
相当昔からある神社。
歴史ありすぎる。

神頼みとかそう言うのはあまり好きでは無いけど、お参りする。
お参りしたあと、おみくじ引いてみたり。

「吉」

無難なので良かった。
まぁ総運として、焦るな、叶う的な。
そうだよね。
あっちもこっちも、そうだよね。
なんて思ったり。

そのまま散歩コースを歩く。
1時間ぐらい歩いた。
天気は雲が出てるけど、ちょうど良い。
花粉もよく飛んでる。
マスクする。

それから道の駅にある足湯に入り。。。
気が付けば、もう11時回ってるじゃん。
妹の家に帰る。

帰って少しボーっとして。。。
そろそろ時間だな。

義弟を起こすけど、ダメだった。
再起動しない。

「あのー、ダメなんで僕寝てます。」

と半分眠りながら言う。

そっか、まぁまた今夜夜勤に出るらしいから。
寝かせとこ。

それから荷物をまとめて、車に積む。
もう、ここには帰ってこないかな。

まぁイベントのようなもの。
妹が積年の思いを持って進めている野望の一角を見る。

それを、一部始終眺めていた。
うん、いいね。
なんとかなるって、言ったじゃん(笑

小一時間ぐらいのイベントも無事終了。
妹、良かったね。
東京を離れ、ここに越してきた甲斐があったってもんだ。


それから、車に乗って今度は実家に向かって走る。
もう午後14時過ぎ。
一般道も高速もそこそこ渋滞箇所がある。
月末だし混んでるな。。。
田舎道の下道を走るのとは違う。
疲れた。

結局、17時を少し回ったところで実家に到着したけど。。。
団地の一階にお袋が仁王立ちして構えてた。

そのまま買いものに。。。
拉致られる(笑

まぁ、おふくろ的には僕の食生活を心配してるから。
結局殆ど僕の食糧の買い出しみたいなもので。
ありがたい。
こんな歳になっても、親から見たら子供なんだな。
心配かけすぎてる。
すまない。


結局実家に帰れたのは18時半頃。
それから風呂に入り、夕飯。
僕の好きな両親の餃子だった。
お袋が包み、親父が焼く。
ウチの餃子、美味しいんだよね。
どこの店で食べる餃子より、美味しい。
昔は一緒になって餃子包んだな。。。
食べ盛りの頃は、5人家族で一人あたり50個の計算で作ってたから。
久しぶり、んまい。

食後、一通り片付けも終わった後。。。

親父が

「じゃ、話聞こうか。」

と。

まぁ、その為に来たから。

今回の帰省は、現状報告を両親にする事。
それが目的。

とりあず、調停に関しての経緯。
現在の状況を説明する。
何か言うたびに、おふくろが口を挟もうとするけど、親父が止める。
ありがとう。
淡々と説明した。
で、今後の見通しも説明する。

とりあえず法律の通用しない人間が、世の中には居るって事で。

で、それと同時に家を出るつもりで居る事や、その方が子供達も辛くないとの話もする。

それが良いだろうと、親父も言う。

で、そこからの下りで、家の件を話す。
弁護士さんの持つ物件のお話をして、今丁度そんな物件があって、それを買おうと思ってる事。

フルローンでも、アパート借りるより安いしって事で。

値段を聞かれる。
『〇〇〇万』
と言うと、親父が。。。

「まぁ、高い新車と同じぐらいだね。」

と言う。
おんなじ事、考えるね。
まぁ、家は古いから土地代だけみたいなもんと話す。
内覧してきた写真も全部見せる。
やっぱり、増築部分が凄く奇麗なのが、良いと言う。
僕もそう思う。

銀行の金利の話をして、月当たりの払いの話をしてると、おふくろが。。。

「それぐらいの金額なら、銀行に金利払うこと無いから。
 私たちが貸すから、こっちに払いなさい。」

言うと思ってた。
まぁ、ウチの親はそこそこ経済力ある。
でも、やんわりと断る。
この歳で親に頼りたくないのと、もし頼るなら、息子の学費の時に貸してほしいと。

と言うけど。。。
関わりたいお袋。
もう止まらない。
親父はオヤジで、また新たな別荘が出来るぐらいの気持ちでいる。
まぁ、わかった。
とだけ言っておいた。

でも、確かに金利無しで返済できるなら、楽だな。
内入れもしやすいし。

選択肢の一つとして、残しておこう。

という事で、一通り話も終わり。。。

あとは飲む。
ゆっくり。

でも、今日はちょっと疲れたな。。。
23時を回った頃には、横になった。

Uさんも忙しいみたいだな。
疲れてるんだろうな。

久しぶりに、静かな夜を過ごす。
外は一時的に、雨が強くなったり、雷が鳴ったり。

海風が強く、ビル風のうねる音が聞こえる。
なんか、この天気が荒れてる時の、ちょっとザワザワする感じが嫌いじゃない。

前線が通ってるのかな。

春だね。

窓に打ち付ける雨音を聞きながら、ハイボールを飲む。
閃光が走った直後に、空中を切り裂くような腹に響く雷鳴が気持ち良い。
うん、こんな夜もいいね。
しばらく窓の外を眺めていた。

今までも何度も思ってきた。
大丈夫、明けない夜は無い。
この荒天も、明日には好天さ。

ははっ
今はなんでも大丈夫と思える(笑


変わったんだろうな。


おやすみ、子供達。