さす10月11日 土曜日
600起きる
なんか、外がやかましい。
そっとシェードの隙間から外を見ると、
なんだかクラウンのヤン車とパトカーが一緒に居る
朝から元気やねぇ(笑
目も覚めたので、そのまま起きよう。
少し歩く。
この船に乗るんね。
国道42号が、まっすぐ船へ。
さすが海上国道。
たまたまフェリー会社の人が居たので聞いてみると。
「船に乗るのは車を並べた順が優先です!」
と言うので、先に車を移動した。
予約無しレーンの先頭に並べたから、まぁ第一便に乗れるね。
それから歩いて道の駅散策。
なんか、ガチャガチャある。
伊勢湾フェリーのグッズあるやん。
買うしかないね。
僕はチーム新日本海フェリーだけど。
伊勢湾フェリーのハンカチとマグネットやった。
お土産お土産(笑
それからチケットを買って、あとは車で乗船待ち。
やがて、予約者の列が船に乗り込み…
乗船~
おぉ。
やっぱ、船いいね。
出航してから、デッキに行く。
いいよね~、船。
航跡を眺めて思う。ここも国道なんだよね。
国道42号線の海上国道だ。
不思議。
途中、姉妹船とすれ違う。と言うことは、もう半分来たのか。まぁ、1時間しか乗らないしね。
これで片道8000円なら、大分時短だよね。
陸地を鳥羽まで行ったら、ぐるっと名古屋を回って高速代もガス代も時間ももっとかかる。
なんて思ってたら、デッキには高校の制服を着た男の子が居る。
もしかして、海を越えて通学してるのかな…
でも、ありうるよね。
そかそか
いいね、船。
あっという間に鳥羽港に到着。
下船~♪
さて、行くよ!
そのまま国道42号を走る。
最初、重複国道から離れるものの、直ぐに国道23号線との重複に戻る。
さすが伊勢だね。
電信柱のいたるところに「赤福」って書いてある(笑
そう言えば、Uさん赤福好きだったような?
LINEして聞いてみると、お店で働きたいぐらい好きらしい。
うんうん、買ってく(笑
赤福のお店に寄って、購入。
さて、行きますか~
あとはひたすら国道を走る。
天気は生憎の小雨
一旦国道23号に合わせて北西に進むけど、
やがて分岐して、42号線は南下する。
楽しいね、道を走るって。
紀伊半島って、面白い。
国道が海沿いを走ったり、山の中を走ったり。
海か山しかない。
変化に富んで、いい道だ。
しかし…今はE42と言う形で、高速も無料区間があったりして。
旧来の国道は人の往来が減ってしまったんだろうな…
結構、廃れてしまった店も沢山ある。
古今東西、変わらんな。
人の往来が無くなれば、街は廃れていく。
どんなに有名な街道でも、人が通らなくなれば、宿場街も寂れていく。
だから…ちょいちょい道の駅に寄って、何かをひとつ買う。見つけてしまった。
これは、買うしかないね(笑
今回のメインの目的だ。
しかし…
道の駅多すぎる。
散財してしまう(笑
と言うことで、途中から寄るのをやめる。
さっき言ってる事と違って、ごめんなさい。
お昼は少し過ぎた頃に、尾鷲まで来て…
ここに寄った。
国道沿いだしね。
海鮮丼頂く。
美味し~♪
ご馳走さまでした!
そこから先は、もう淡々と走る。
楽しいな、こうして知らない景色を見るために走るって、久しぶり。
自分のための、一人旅っていつ以来だろう?
結婚前だろうな。
楽しいわ(笑
それから、適当に温泉に寄る。
普通の昭和っぽいビジホだったけど、
お風呂は清潔感あって良かった。
500円で安かったし。
露天もサウナもないけど、いいね。
お風呂を出たら、15時。
現在位置確認。
これは…
もしかして、今日明るいうちに行けるかな?
夜に到着して車中泊のつもりだったけど…
間に合うかもしれない。
いや、むしろ間に合う。
行くか!
そこからはもう、ほぼノンストップでひた走る。
やがて、串本へ。
間に合うな。
手前の道の駅に寄る。
海岸線の岩が気になる。
めっちゃ綺麗。
不思議岩。
橋杭岩だって。
それからコメリに寄って、薪を買う。
そのあとA-COOPに寄って、夕飯買う。
あとはぐるりと半島を回って…
ついたー♪
クレ崎
ここね、来たかったん。
やっと来れたよ~
とりあえず、キャンプ場の受付して、テント張る。
今日は僕も含めて三組しかテント張ってない。
こんなに広いのに。
そりゃ、台風来てるらしいしね。
まぁ明日の夕方通過だから、朝までは大丈夫さ。
一応、林の方にテントを張る。
風が強い。でもここ、綺麗だね~
ここをキャンプ地とする!
満足だ(笑
それから、少し歩いて…
来たぜ…
本州最南端。
ホントに、満足すぎる。。。
長年想い続けてきた。
泣けそう。
おーし、夕飯にする。
まずは焚き火だ!
山用の、小さなストーブ。
昔は良く使ったな…
ビール開けて…
火にかけるだけの鍋と、地元産のあじの刺身。
あと、米。
んまーい♪
最高か!
いや、間違いない。
最高だ!
飲みながら、食べて。
日も暮れると、人も居なくなる。
食後は、飲みながら、ただただ薪をくべて。。。
火を眺めてた。
落ち着く…
ひとり、考える。
あの頃の、懐かしい感じがたまらない。
こうやって、あっちこっち行ってキャンプしてたな。
山も行って、テント生活して。
もう僕は大丈夫だな。
色々あって塞いでたけど、今こうして自分のために動き出せる。
独りになっても、山に行くぐらいで…
その山も日帰りばかり。
テント持って歩くなんて、息子と行ってた時だけだ。
旅までする気にはなれなかった。
でも今回は動けた。
もう、大丈夫なんだよ。
昨夜、弁護士さんからメールが来ていた。
キティから、また上申書が上がったらしい。
和解額の申請額を、さらに引き上げてきた。
まさかの?って感じ。
向こうも、終わらせたいのだろう。
わかるよ
僕も終わりにしたい。
子供たちが居る以上、無かったことにはできない。
そして、したこと、されたことも忘れることは出来ない。
だから、もうお互いまっとうに生きようよ。
子供たちに言えないような人生じゃなくてさ。
もし、今キティに会って伝えることができるなら、それだけを言いたい。
いや、言わなくていいか。
もう言う必要も無い。。。
ゆらゆらと揺れる炎を、ただただ眺める。
なんとなく、あの詩が頭を過る。
「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老を迎ふる者は、日々旅にして、旅をすみかとす。古人も多く旅に死せるあり。」
ここまでは覚えている。
その先は、知らん。
でも、いい詩だと思う。
月日は永遠に旅を続ける「旅人」であり、過ぎては来る年もまた旅人である。船上で一生を過ごす船頭や、馬のくつわを取って老いを迎える馬子も、毎日が旅であり、旅をすみかにしている。風雅の道を歩んだ昔の人々も、多くが旅の途中で命を落とした。
らしい。
そう、生きてる僕らは皆旅人なんだよ。
人生と言う、旅をしている。
誰もが人生と言う道を歩き続けて、旅をしてるんだ。
そして、誰かの人生の線と交差する度に、共感し、反発し、傷つけていく。
でも、誰とも干渉しない人生なんて、無いんだ。
生きてる人間の、定めなんだと思う。
だからこそ、人の人生を踏まないように。
荒らさないように、そっと線を重ねるか、そっと離れていくか。
尊重することが、大事なんだ。
と、思うようになった。
この6年で、知った。
この6年で、教えて貰った。
生まれてからこれまで。
僕に干渉して、傷ついてしまった全ての人本当に、ごめんなさい。
今ようやく、心から言える。
人の気持ちが解らない人間か。
言い得てるな。
自分で、思うよ。。。
はは
時間があると、ついつい語る。
まだ20時
明日は台風が来る。
今夜も夜半から雨らしい。
テント、撤収して車で寝るかな?(笑
もう、満足だ。
でもしばらく、火を眺めて過ごした。
もはやただの火遊び
風の音
波の音
木々がざわめく音
全てが心地よい。
あんじゃねぇ
もう、大丈夫さ
最後は、既にただの火遊びになっていたストーブの火を消す。
水をかけて熱を落とし、このまま一晩放置だな。
結局、テントで24時頃寝落ちた。
今日の走行距離228㎞
丁度いいね。
おやすみ、子供たち
おやすみ、Uさん