キャディーのラウンドは、

クラブ確認から始まります。

これはとても重要な作業で、
お客様の大切なクラブを、傷付けたり紛失したりしないよう、
自分で確認し、
さらにお客様と一緒に確認します。

クラブ確認表という紙に、
クラブの種類や本数・ヘッドカバー等書き込んでいくのですが、
この紙がキャディーの命綱。
初対面でいきなり「キャディーさん、ドライバー」と言われて、
間違いなく渡して間違いなく戻せるのは、
すべてこの紙のおかげです。

紙に書き込みながらクラブの雰囲気をなんとなく頭に叩き込み、
お客様に挨拶しながらお客様の特徴を暗号でメモる…。
何故暗号かと言うと、この紙はオープンにカートに置かれているので、
例えばお名前の横に「じいさん」と書いて怒られる事もあるからです。
(私ではないですが、実話ですあせる

さて、当時はパーシモンの方も普通におられ、
アイアンは3番からが王道でした。
HONMAのアイアンセット×4人、とかもあったりして、
「キャディーさん、これは100万するんぞ」
とよく脅されました爆笑
ユーティリティーはもう少し後だったような気がします。
( 「ユーティリティー」という言葉を皆で練習した覚えが爆笑

それからメタル。
ゴルフをあまり知らなかった私でも、ジャンボ尾崎プロは知っていて、
J'zを「これはジャンボのじゃけえな」と言われ、
ジャンボ!ジャンボ!と盛り上がりましたクラッカー
それからチタンが出て来て、
チタン!チタン!でしたクラッカー


そして時が流れ、
ある日黒船来航の如く現れるXXIO!

まず読めない!びっくり
4人皆XXIO!びっくり
ヘッドカバーも皆同じ!びっくり
なのに入れ方なのかそれぞれクセ付いてる!びっくり
グリップのわずかな凹みとか、
ヘッドカバーの糸のわずかなほつれとか、
一生懸命見比べては違いを探し、
どうしても違いを見つけられなかったら、
お客様の了解を得てシールを貼らせて頂くのですが、
そのシールが途中で剥がれた日には…ガーン
グリーン周りで、皆Pw持ってるんですよね。
手の中がXXIOのPwだらけで、
グリーン上からもう「これが◯◯様の、これが◯◯様の」と確認。
HONMAはまだ、皆同じという事はそうありませんでしたが、
このXXIOはすごかったですね…。
強烈な思い出です照れ

(記憶で書いているので、
時系列がおかしかったらすみませんあせる

最後に遅ればせながら、渋野日向子プロ、
全英優勝おめでとうございます!爆笑
全世界に発信された彼女の姿、
とても努力されてきた事は間違い無いと思われるのに、
そこには「根性」「格式」「苦難を乗り越えて掴み取った」みたいな物は微塵も出されず、
ただただ「ゴルフってこんなにラフに楽しめるんだ」という明るくハッピーな印象だけが残りました。
これこそが真の偉業だと、個人的に感動しています。
ゴルフをもっと身近な娯楽に、
もしかしたら本当にそうなっていくかもしれません。
そうなったらいいな。
そうなったらいいな。

続きます音譜




入社当時は、センター表示全盛でした。

周りのゴルフ場もすべてセンター表示で、

そこに空気があるように、距離と言えばセンターでした。

 

そのうちエッジ表示の足音が聞こえるようになり、

アルバイトの男の子がエッジ表示のゴルフ場へラウンドへ行っては

「あそこのゴルフ場はエッジ表示で~」

「エッジ表示って何なん?」

「グリーンまでの距離表示なんすよ」

みたいな会話が、キャディー室内で交わされ・・・。

 

そしてついに、自分たちのコースも

エッジ表示になる事に!びっくり

 

ヤード木はそのままに、

エッジ表示のヤード板が設置されました。

そして、グリーンのフロントとリアエッジに、

基点の印が埋め込まれました。

 

キャディーは皆、カートに乗せられ、

キャディーマスターや管理部から、

グリーンの基点の印がどこにあるか教えてもらいました。

表示が切り替わってしばらくは、お客様(特に月例)より

「どこに基点あるん」とよく聞かれ、

ボールを拭きながら「どこだったっけ」と探したりしました。

 

当時、キャディー的には、

「計算が大変じゃ」という声が大多数。

「私はまだセンター(表示の感覚)で距離言ようる」というキャディーも、

多かったです。

 

若いキャディーの間では、

これはピンまで110ヤードと分かるけど↓

 

じゃあこのBさんの場合は、こうなるのか?↓

同じ110ヤード?なんか違わん?

みたいな疑問が渦巻いていました。

そしてその疑問を抱いたまま、ラウンドに出ていましたガーン

(まあそんな疑問もレーザーナビの登場で、

一掃されるんですけどねウインク

 

今思えば、当時、事務所サイドは大変だったのではないでしょうか。

また、たまたま周辺だけ皆センター表示だったのか、

全国的にセンター表示が主流だったのか、

何故エッジ表示に切り替えたのか、

(連盟競技の関係だったのでしょうか・・・?)

いろいろ興味深いです照れ

 

切替により、ピンポジの用紙も変更する必要があり、

マスター室の若い社員さんが手作業で一生懸命組み換え、

ついに完成した時には、

「これがエッジ表示のピンポジじゃ!」と、

号外が出ていましたグッド!

 

続きます音譜

 

 

 

 

 

 

入社した時は、

乗用カートの運転はできるし、若いし(←笑あせる)、

一応経験者という事で、

先輩キャディーさんに1回半付いて、1人で出ました。

バンカーまで何ヤード、とか、

そういう事を教えてもらいました。

 

でも中身は、

"訳の分からないまま仕事をしていた"状態と、

何も変わっていなかったので、

あまり評価は良くなかったですガーン

上りのホールも、「ここは10足して言うんよ」と言われた事を、

ここは10足す所、という感じでただ暗記して言っていました。

 

そのゴルフ場ができた頃は、

右も左も分からないキャディーさん達を

(初めて仕事をする人もいっぱいいたらしい)

社長や役員の方で連れて歩いて、キャディー業務を教えたそうです。

文字通り、「歩き」の時代です。

そのまま口伝えで受け継がれて来たのでしょうか、

良い悪いではなく、まさに「時代」だったと思います。

(今はしっかりした教育プログラムがあるみたいですキラキラ

 

私は、初めてよそのゴルフ場にキャディー付きで行った時、

「これがキャディーの仕事なんだ」と実感しました。

また、その頃、シャープの電子手帳のようなネットができる機器で、

(名前は忘れましたが、タッチペン付いてたニコニコ

掲示板巡りやチャットをしていたのですが、

「キャディーです」と言ったら、

皆「キャディーって何するの?」と興味を持って下さり、

「こういう事をします」と発信していくうちに、

日々の仕事を意識するようになりました。

これが私の原点で、画面の向こうの皆様には、

今も感謝しながらブログを書いています。

 

続きます音譜