やで知られるNEXONは,11月10日G★の会場内で,四つの自社開発スタジオのお披露目と北米戦略の説明を行った。 今回お披露目された開発スタジオは四つ。これらは,もともとはNEXON社内にあった開発チーム(開発本部)だが,同社が「スタジオ制」に移行したことを受けて,このようにあらためてお披露目されたわけだ。 スタジオ制への移行は,各開発チームを一つの会社として独立させることで,より効率の良い開発環境を構築するのが目的で行われた。また,各スタジオにアイデンティティを持たせることにより,より個性的なゲームの開発を促す狙いもある。各開発会社の概要は以下のとおり,ドラゴンクエスト10 RMT。●開発1本部(スタジオ名は未定)MMORPGとFPS専門のスタジオ,ドラクエ10 RMT。「テイルズウィーバー」「風の王国」などを担当している●開発2本部 ロドマニスタジオ「Kart Rider」に代表されるカジュアルゲーム専門のスタジオ●開発3本部 デブキャットスタジオMMORPG「マビノギ」の開発したチームが母体となっており,特徴的でありながら,大衆性を損なわないようなゲームの開発を目指す●開発4本部 ウィゼットスタジオターゲットをしぼったカジュアルゲームの開発を担当。横スクロールオンラインアクション「メイプルストーリー」の開発チームが母体となっている また,各開発スタジオが,すでに新規タイトルの開発に取りかかっていることが明らかにされた。いままでの体制下では1チームが1タイトルの開発を行っていたが,今後は1チーム,ではなく1スタジオが,三つから四つのタイトルを同時開発するという。これは仮にプロジェクトが中断/終了してしまったとしても,ヒューマンリソースを有効活用できるという,リスクヘッジ的な意味合いが強い。 さらにNEXONは,クオリティマネジメントチームを設立し,各タイトルのマーケティングから品俟芾恧蓼扦蛞焕à筏菩肖Δ长趣獍k表している。これによって,各スタジオはゲーム開発に集中できる環境を得られるわけだ。 同社が12年間かけて培ってきたオンラインゲーム開発/運営のノウハウを生かし,各タイトルの発表時期や,βテスト開始時期,アップデートのタイミングなどを決定する。この取り組みにより,オンラインゲームの寿命を延ばすという。 また,「ハードルシステム」と呼ばれる品俟芾恁伐攻匹啶蛟Oけ,各開発スタジオが進めているプロジェクトを定期的にチェックする。いままでは個人の判断などによってプロジェクトが中断/終了されることがあったが,こういった管理を一括して行うことで,同社が蓄積してきたノウハウを有機的に生かすのが狙い
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