※返事や相づち、感嘆(はい、そうですね、あのー等)は省略しています。
92「他にもたくさん質問が来ていて、今回、初回限定版。通常版じゃなくて。アルバムのA、Bっていう限定版があるんですけど、このA、Bにはソロ曲が。これ初の試みだと思います。1曲を作ってきたんですけど。っていうのが収録されるという。これにちなんだ質問が来てるので、ちょっとそれを読んでみます。ラジオネーム『やすぴ』さん。9月にはアルバム『縁』が発売されますね。初回限定版には4人のソロ曲が入るとありました。それぞれどんな曲なのか、どんな思いを込めているのか、製作秘話などあれば教えていただきたいです。ありますよね。SOHさんの曲がね、最初に入っているんですけども、『Holiday!』。これねすごいんですよ。この『Holiday!』。我々がデビューする前に、音楽作って遊んでた少年だったわけじゃないですか。最初。その頃に作られた曲ですよね。」
HIDE「いつ出そうか、いつ出そうかと思ったらね、今になっちゃった。」
SOH「そして一人で歌っちゃったっていう。」
HIDE「4人で歌ってたけど、まあ一人で歌ったっていう。」
92「『Holiday』この曲だから、もうあれですよね。独り占めされたっていう。歌いたかったなーなんつって(笑)」
SOH「だから、僕も一番最初に、自分で結成当初の曲なので、歌詞とかをどうしようかな。まあいろいろ悩んで、試行錯誤をした結果、もうこのままでやろうと。」
HIDE「その当時の空気感をパッケージして、皆さんにお届けすると。」
SOH「そうです。元々やっぱり4人でやってた曲で、それぞれのパートを本当は自ら自分たちで作って、歌詞を作ってですね。それで歌ってたので、なんか自分一人でやっぱり考えたときに、やっぱね頭に浮かぶんですよね。メンバーの顔が。」
92「そこを歌ってる人の顔がね浮かんでくるんだね。」
SOH「だからね、なんか自分の中でもなんかそこを崩したくないなという。」
navi「僕たちのパートを背負(しょ)ってですね。」
92「背負(しょ)ってですね。」
HIDE「歌っていただいた。」
navi「SOHさんが歌っていただいたという。」
SOH「う、うん。そう言われるとちょっと責任重大ですけどね。はい。」
HIDE「まあでもね、デビュー前の我々の曲をこうやって聴いていただけるということでいいことです。」
92「そうなんですよ。デビュー前繋がりで、私、92も次の曲に入ってるんですけど、SOHさんの次に入ってて、『ムーントラップ』っていうタイトルの学生時代naviさんの家に行って、一緒に曲作ってみようよ。教えてあげるよ。みたいな感じの時がありまして、こうnaviさんが作ってくれた曲なんですけど。それになんか、詞を書いたりとかをして、で、驚かそうぜ一曲作って。なんていう立ち回りをしていたわけですよ。この曲がですね、この学生時代に背伸びしたかったんでしょうね。行ったこともない、バーに行った話を書いたりする。」
SOH「学生の背伸びで葉巻を吸いなんて。」
92「葉巻なんてっていう。」
HIDE「行ったことないのに。」
92「行ったことない、したことないのにぐっと背伸びした歌詞にね。」
navi「当時の大人への憧れがもう出てるんでしょうね。」
HIDE「『ムーントラップ』っつうんだから、『月の罠』ですもん。」
92「それをですね、これまた4人で歌ってたのに、1人で全て背負(しょ)いこんでしまったわけですよ。」
SOH「あなたもじゃないですか。」
HIDE「こういう風に新しい形でね。」
92「これ一個ポイントがありまして、ソロ曲って多分個人の声がわかるようになるしっていうのもある中で、僕この曲、口笛が入ってるんですよ。曲中に。サビに入ったらいきなり一番目で口笛をするっていうのを今回、私の曲なのに、naviさんが口笛吹いてくれたんっす。」
HIDE「あれ~。まっじっすか。フューチャリングじゃないですか。」
92「フューチャリングnavi」
navi「僕はいいよって。口笛が出なくなっちゃうと、フーフーしか鳴んないから僕はいいよって言ったのにこう92君がですね。」
92「書き忘れたんだ。タイトルに」
HIDE 92「『feat.navi』っていうのを」
92「書き忘れたんだけど、じゃあの口笛はnaviさんのパシッと美しい奏でてる音がね、聞けるのでね。あの口笛はnaviさんだったんだなって名残惜しんだまま、次naviさんの曲にいくから。」
HIDE「なるほど。これは素敵な流れ。」
92「ありがとうございます。naviさん曲は?」
navi「僕はこのソロっていう企画をいただいて、HIDE君ともいろいろ相談させていただいて、後にHIDE君のソロに対する想いもこもると思うんですけど、僕はもうちょっとこうPOPに寄せていこうと。こうおもちゃ箱のような、そういう、ウキウキするような、ああいうのが作れたらいいなっていうことでやらさせてもらったっていう。」
92「ウキウキ、キラキラしる感じ。おもちゃ箱いい表現ですね。」
navi「タイトルは『ナビノビ!』という曲です。なかなか出ないですよね。」
HIDE「僕歌詞書くときとかに、いつもパソコンなり、あとでっかい紙とかに、ブワーって殴り書きして、集めていくんですけど、naviさん今回、ものすごいちっちゃいメモ用紙に、縦6cm、5センチ横3、4センチみたいな紙に、ずっと書いてる。2番の歌詞どこ?とか言っても、何ページかこうめくってですね。」
92「効率悪っ(笑)」
navi「いや、移動中にさパッっと思い浮かぶときとかあるでしょ。そのときにねフリックで携帯でやるより、手書きの方が早い。」
92「わかるんですけど、効率悪くないっすか。」
navi「いやぁ、サイズ感ね~そこはね。」
HIDE「ちっちゃ!と思ってね俺も見て。」
navi「今度からサイズ感上げようかな。」
92「上げていきましょう。そこはね、大きい紙にやっていきましょう。最後はあれですね。HIDEさんですね。HIDEさんは。」
HIDE「私は『stillll』っていう曲にしたんですけど、さっきのどのアルバムのどの曲が好きですか?とかね。ああいうのでも答えられません。っていうのが正直は本当のところなんですけども、中学で家を出まして、親元を離れたわけですよ。親元を離れてですね、ギターはその当時から実は持ってまして、友達とバンドとか組んだりとかしてたわけです。中学生なんつーのは文化祭に出てイエーイってやってる感じですわ。だんだん高校ぐらいになってくるとですね、外のライブハウスに行くわけですけども、そのときに僕たちのハートをがっつり鷲掴んだものはHi-STANDARD(ハイスタンダード)ですね。日本人で言うと、Hi-STANDARD。外人で言うと、バッド・レリジョンとかオフスプリングとかNOFXとか。まあ、ああいうのをこう聞いていたわけですよ。そういうところから、だんだん僕服が好きなんで、洋服屋さんでバイトしてたんです。高校の時。その洋服屋さんがHIP-HOPのお店だったんですよ。そうするとその店内ではずっとラップがかかってるわけです。ラップはやっぱかっこいいなと想うんです。でもやっぱバンド畑で育ってきた人間からすると、ディストーションのギターが無いと、ワナワナしてくるわけです。ワナワナしてきたと。そのワナワナを埋めてくれたのがミクスチャーっていう。」
92「バンドをサウンドにラップをのせてという。」
HIDE「その当時、山嵐とかいろんなのが出てきまして、それにもうぞっこんになるわけですね。例えば、BACK DROP BOMB(バックドロップボム)。あれなんてラップが全部英語だったわけです。マジかってなるわけです。しかもかっこいい発音で。日本人なのに。すげぇなってなってるっていうそういう風な聞いてくる中でですね、宇頭巻(うずまき)っていうバンドが大阪にいまして、そのバンドのCDもデビュー当時から買って、かっこいいなと思って。で、高知の生活から東京に出るんですね。東京で洋服屋さんのバイトとかしたり、あとたまに受験してみたり(笑)いろいろしてるんですけど。そういう時に、まず始めに東京出てってやったのが、スペースシャワーTVとかああいうのあるじゃないですか。ああいうので、東京のライブハウスのライブの様子が流れるわけ。地方で。でも、行けないわけ。新宿ロフトの床は白黒なわけ。でも、それ見たことない。下北沢のシェルターはシェルターって後ろに書いてあるわけ。でも、それが見れないわけ。それを思って、一番始めにライブ見に行ったのが宇頭巻のシェルターのライブだったんですよ。それを東京でまず見に行って、大暴れして、楽しーってなって。そういう風な感じで音楽ライフが進んでいくんですけども、今回なんとですね、この『stillll』という曲はなかなか、GReeeeNというもので、なかなかやらないようなミクスチャーをちょっと取り入れてるんです。」
92「結構ゴリっと」
HIDE「ちょっとゴリっとさしてみました。編曲と言うか、一緒に作ってくれたのがUZUMAKIのJYUさんというボーカルの方ですけども、JYUさんと一緒にこの『stillll』という曲を作りまして、こんな感じのミドリもいかがでしょうかみたいな。」
92「めっちゃかっこよかったですよ。私も同世代で生きてきているので、ミクスチャー畑も通りましたし、あれカラオケでやりやいやつ。で、盛り上がるやつね。これまでのGReeeeNとはみんな、みんなではないか。ちょっと毛色が違っている。」
HIDE「それぞれみんなやりたいような感じのことをやってみてっていうのも一つ楽しんでいただけたらなと」
92「思いますね。」
SOH「何度でも言っちゃいますよ9月14日」
HIDE「え?いつですって?」
SOH「9月14日は?」
HIDE「何ですって?」
SOH「ニューアルバム『縁』をリリースいたします~」
HIDE「9月14日ですね。」