会社と働く人と幸せにしたい! -9ページ目

会社と働く人と幸せにしたい!

ポジティブマネジメントで会社を変える
島森俊央のブログ

これまで、営業現場・生産現場の変化を書いてきたが、実はもう一人激変した人物がいる。

専務である。

周囲の評判も変わった。
「専務は、人の話を聞くようになった」
「専務には何でも言える」
「専務と激論を交わした。夜の22時まで話し込んだ」
「専務と寿司を食べに行った」
などなど、社員から「専務」という人物の登場回数が格段に上がった。

この専務の激変はびっくりするレベルであり、
①良く本を読むようになった(私も本を勧められるようになった)
②良く人の話を聞くようになった(忙しいなか、最優先に時間を割いているようだ)
③全てを自分ですることは無くなった(変な割り切りができた)

どんな逆境にもめげず、ポジティブに機会と捉え、こちらがアドバイスしなくても全て自分の頭で整理できているようだ。

とても仕事が楽しそうである。ようやく3代目として、会社経営を「自分のこと」として捉え、「自分がかじ取り」をしていくものと捉えられたようだ。

自分が考えたことを、どんどんやりたくなってきたようだ。そして、自分のやることが成功するという関心でもあるように・・・

そんなある日、専務がこんなことを言い出した。

「来年は、全ての課長・班長を総入れ替えしようと思います。」

とうとう、大胆な意見が飛び出した。



今週の日曜日に、職場活性化プロジェクトのタッチダウンがありました。

今回は8カ月のプロジェクトで、インタビューを長めにやって、みっちり6カ月プロジェクトをやりました。

業態は土木関連で、問題は現場の疲弊でした。

プロジェクトは業績よりも、組織活性+人材育成が主眼で、
①(人材育成を考慮した)案件ごとの人材配置の適正化
②新しいビジネスモデル作り
③一人ひとりの経験・スキルの見える化
④コミュニケーションの活性化
という4テーマでやりました。

余りコミュニケーション+プロジェクトマネジメントが得意でないなか、社長曰く「田んぼのあぜ道をスクーターで走りながら」のプロジェクトでした。

成果がちゃんと出たのは、②の新しいビジネスモデル作りでした。営業の方は現在の粗利率低下が分かっていて、必要な手段も理解していたのですが、皆で理解・共有したことが多きな成果でした。

最後の社長のコメントで、また社長がやりました。
①現場インタビューの報告を聞いた時はショックでした
②これは、自分の責任と思いました
③その中で、皆さんよくぞここまで成長してくれました
とちょっと涙声でスピーチしました。

また、組織がぎゅっと締まりました。大成功!!!

後は、梅田で懇親会!三味線・腹踊りがでて楽しかったです。


「やはり、C加工品とE加工品は儲かるんだ・・・」
山下係長の一言で、翌日から現場が動き出した。

C加工品とE加工品の生産性をもっともっと高めたいというのが、彼女たちの欲求であった。

翌日から、なんと一人ひとりの生産性を分析しだしたのである。
午前と午後に1度ずつ、全員の生産性を図り、誰が早く処理できるのか?誰がばらついているのか?を分析をしだした。

実際に生産性を図ると、凄いことが起きた。

田中課長が飛び込んできて、
「5時までの生産計画が、3時で全部終わりそうです」
と報告してきた。

初めて、生産性なるものを図って、現場の皆ががんばったのか?いつもの1.5倍のスピードで加工処理は進んだ。

現場のモチベーションを高めれば、生産性は上がることが実証できたということだ。

ただ、この生産性を維持し続けることの危険性も田中課長は感じており、1.5倍は高すぎるので、1.2~1.3倍ぐらいでコントロールしたいと言ってきたので、これはOKした。

それにしても、生産性が高まったことよりも、自分たちで生産性を図ろうとアクションを起こしたことがうれしい。

2週間もかかって計算式を覚えた成果が、こんな大きな形ででるとは本当にうれしい。

これで、生産部門は自律的に動けるだろう。

田中課長の目が輝いている。