またまた、渋谷の シアターイメージフォーラムへ。
18時半スタートだったんですが、食事前にまず発券をする為、17時少し前に一旦映画館まで行ったんですけど、
青学の学生さん達が大通りの歩道をわらわらと…すごい数歩いて駅方向へ帰ってゆくのにぶつかりました笑。
自分、こんなデカい大学に通ったことがないのもあり、学生数多いのねーと驚きましたが、
映画まえにパスタを食してから行ってきました。
ポルトガル語です!リズム感のある言葉でシュプレヒコールを叫ぶ、高校生たちのデモ。
要求は、
1️⃣バス代値上げをやめろ!!
2️⃣生徒数減少で閉校するな!!
この2つはみんなのチカラで、政治を動かすことが出来たのです、しかし…
2018年に、極右政権が発足。学生を簡単に逮捕できるようになってしまい、
その政権は今でも続いているのです!例の、ブラジルのトランプ大統領といわれているのが、大統領やってます。で、マスクしなくていいーっとかいう主義だから、コロナ大流行。
この映画はね、学生運動のリーダー達が学生達に呼びかけ、集会をし、デモをする熱気に、凄い!!と圧倒されるだけではなく、
こんな事をしないで済んでいる日本は幸せであると感じ、ブラジルの学生運動の現状が新聞などではあまり報道されなかったという事実にショックを受け、考えてしまう映画です。
前の政権が汚職で倒れたら、今度は極右の大統領が選挙で当選。悪い方向にいっているじゃないですか?
しかも1980年代にやっと民主化、、その前は軍事独裁政権だったのです。
国立大学は無償ですが、そこに進学するために私立高校に通わせて貰える子達だけが大学までいきます、大多数の庶民は公立高校にいき、充分な予算を高校までの教育に充てていないから、貧乏人だとその子供も無学でまた低賃金の職種へ…貧しい層は何代にもわたって貧しく、社会が分断されています。
この映画でみる学生運動のリーダー達は、今20代半ばぐらいになっているわけですが、今もメディアに登場したり組織のリーダーを続けたり芸術活動をしたりで、引き続き社会に影響を与える活動をしているそうです(パンフによると)。
東京はここ1館でしか上映していないです。もとは2019年に映画祭にて公開されており(映像に映っているのは2018年までです)、賞も受賞しています。それから2年越しの上映ですが、ポップな語り口(学生リーダーたち自らがリレーしながら解説を喋っている)と、ラテンアメリカのリズム(BGM)がマッチしたブラジルらしさが"今の空気"を感じさせてくれて、作り物でなく実話で本人出演だからこその凄みを目撃できます。
なんと私たち以外は全員男性の観客でしたww
公民や世界史の授業を何十時間受けるよりためになった!との、うちの🐨たん弁、です。
まだ上映回数が多く、時間が選べるうちがおすすめですよー。