学生は無料、一般は2500円の、クリスマスコンサートへと。



演奏中は撮影禁止です。

年末にベートーベンの第九を演奏するのは、日本が、第一次世界大戦中に四国でドイツ軍捕虜を預かっていたときに、ドイツ兵から教えてもらったから広まったもので、

英語圏では この ヘンデルの"メサイヤ"を演奏するのが主流なんだそう。英語の歌詞なんです。


歌詞と、対訳が載ったパンフレットのおかげで、何を歌っているのか理解しながら聴けて、大変面白かったです!



歌詞は聖書から抜き出したものなのかなーと、プログラムを読むと そう見えます。

ヘンデルはドイツ生まれですが、ロンドンに渡って活躍した作曲家で、メサイヤはロンドンにて50代のとき書いたもの。
wikipediaによれば、欽定訳聖書(英国王が命じて英訳させた聖書)と  英国国教会祈祷書からの抜き出しなんだそう。

英国国教会祈祷書が出来たのは1600年代。曲をヘンデルが作って初演したのは1700年代(18世紀)だそうで、そんな大昔でもないのか。"赤穂浪士の討ち入り"よりも少し後のこと。


キリスト生誕、受難、復活、までを歌ったもので、
今私たちが利用している、西暦(西洋暦)っていうのは、A.D(キリスト生誕後)と、B.C(キリスト生誕前)つまり"紀元前"の 2種類しか無いわけで、キリスト生誕を境に 世の中が変わった、大きな出来事なわけです。それを祝うのが、クリスマス。


主(イエス・キリスト)の復活!の内容を、毎年毎年歌っているキリスト教社会は、そりゃ〜土葬が主流だわと思いました。火葬していたら復活しないもん。火葬を嫌がるのも理解できるかも。宗教の違いから来る、文化の違いですね。


第二部の最後に 有名な ハレルヤコーラス があります!

一例↓




また、最後の最後に、全員で、ずっとアーメンを繰り返し歌うところがあり、その"アーメンコーラス"も、見どころです。

現役聖歌隊(クワイヤ)、OGの皆さん、ヘルプの男声合唱団、指揮者(音楽の教授 兼 チャペル専属オルガニスト)が率いる プロの管弦楽団、
ゲストのプロ トランペット奏者、

さらに、プロのソロ歌手4人(ソプラノ、アルト、テノール、バス)
勢揃いしたら、ステージが満杯でした。

上手かった!!よいコンサートでした。

第一部が終わったところで、トイレ休憩。
ツリー点火してないよ!!省エネ?と思ったら、



終了後はイルミネーション点いてました。
これ、もみの木じゃないのよ、もっと丸くモコっとしたツリー。可愛い^_^

もみの木、良く見ると植っているが、
この高さに装飾したら、すごい規模になっちゃうな、無理。つけるのも外すのも高額になりそう。



夕方からわざわざ行ってきましたが、バロック音楽が好きなので、かなり癒されました。バッハを始めとした教会音楽、たまに聴きたくなります、良いですねー。

満席だったわけですけど、
ホール出たところで大学スタッフが、チケットを集めていまして、
あれなに?チケット渡すと、なにか良いことあるの?と訊いてみたら、
これが授業1回分に相当する人達も居て、出席した証拠として提出が必要。
なんと、キリスト教学の授業を休講にし、振替講義の代わりに出なさいーと言う先生もいらっしゃるんだって!
コンサートを無料で見て 授業1回分に相当。楽でいいな、羨ましい!と思ったら、
『やった!やっと終わった!』とホッとして帰ってゆく子達も見ました笑。
まさかこれを、イヤイヤ義務で見てる学生達も居ただなんて。確かに、興味がなければ5分でスヤスヤ寝ちゃうだろうとは思いますけどね^_^


ほかにもいろんな団体がメサイヤコンサートをやっているよう。例えば青学大は22日だそうでこれからだし、同じく聖歌隊がアマチュアなので、チケットはお手頃。ご興味のある向きはググッて調べてみてくださいね。

こちらは音大のメサイヤコンサート。
ガッツリ全部聴けます、まぁ省略もあるのかな?(今日も 2部と3部は省略部分が多かったです、全部やると長いから)






音大は、普段から生徒のコンサートばかりやっているから、さすがに良いホールを持っていますね!サントリーホールみたいな立派なステージ、びっくりしますねー。
合唱だけでなく、オーケストラも、独唱も、学生さんなんだ!と思うと 感激✨