いつもは無計画に、帰り道にスマホで席の空きを見てポチッと前払い、して映画みてきてる最近の私ですが
(夕飯作りをマストにしなくなってから、夜遊ぶという選択肢が増えた)

この映画だけは前日に(あくまで前日)、レディースデー料金に ドルビーアトモス上映のため200円増し、計1400円で予約。

夕方からバイトだー言う長女を引っ張っていったので真昼間に都会の映画館まで行って参りました!

最近の映画館って、ネットで事前に押さえてから来場するから、チケット売り場に列とか全く出来ていなくて、始まる前に客電ついてる時は ボチボチしか席埋まっていないのに、
予告編上映の間に静かに埋まっていくのか?
終わってみたらほぼ満席でした!!
みな熱心に見ていて、年齢層は高め。ボヘミアンのとき同様、お姉様 お兄様世代がたーくさん見に来ていました。


天才だとろくなことが無い、凡才のほうが幸せね。だなんて感想も聴こえてきたのですが、

私、初めて買った洋楽アルバム、エルトン・ジョンの、当時CDなんてなく、LPレコードとゆーのだったのよ(遠い目)
中学一年だったのかな??

TV放映された 映画 「フレンズ PaulとMichel」を見てね、、とにかく音楽がいい!と。サウンドトラック担当がエルトンだったのですよ。

この頃アメリカで売れだして、次のアルバム作るのに忙しかったらしく、
このサントラ盤は世間から忘れられているようで、再販もされていないんですが、

何年か前、レアマスターズとゆー 過去のレア曲集をだし、そこに全曲収録されたの。

それも早、廃盤になってしまい 入手不可能となっていたところ、エルトンファンの方(男性)がtwitter上で私の発言(手に入らなくて困ってる)を読んでくれて、
CD盤に焼いてプレゼントして下さいました!なんて太っ腹!!(礼はいらないよ、とかゆー 紳士的な方なの)

とゆうわけで
 不朽の名作 フレンズのテーマ はiCloudに上げてあり、スマホで聴くことが出来るんです、

何度か書いてきていますが、これね






映画も入手困難で困っていたけど、それもDVDコピー頂いてしまったの。ありがとうございました。


私の知っていたエルトンは 鬱々としたパリの空の下、継母や義理弟になじめず、家出してきたイギリス人少年(中学生)と、
父親が他界し、田舎からパリの親戚を頼って出て来たが、厄介者扱いされていて行き場がない少女(英語、すこしなら、話せる)が 入場無料の動物園で時間つぶししてるときに出会ってしまう という 暗いオープニングの映画の サウンドトラック担当にふさわしい、オタクな感じの天才シンガーソングライターでしたが、


しかしどうして こんなド派手なイメージになってしまったのか笑笑



80年代は 普段着でもベルサーチのスーツをよく着ていて、いつもワースト・ドレッサーに選ばれていて、だいぶ生活が変わっていってしまいました。
デザイナーのベルサーチが亡くなった時、お葬式にダイアナ妃と一緒に参列。泣きじゃくっているエルトンを慰めているダイアナ妃の映像がTVで何度も流れたもんでした。

その 仲良くして頂いていたダイアナ妃も事故で亡くなり、

普段からポップミュージックをよく聴いていたダイアナ妃の葬儀には、故ジョージ・マイケルも列席して歌を披露していましたし、

エルトンは、かつて マリリン・モンローを思って書いた曲を手直しして作った替え歌を ダイアナ妃の葬儀で弾き語りしまして、それをCDシングルとして販売。

今も破られていない、CDシングル販売枚数歴代1位、の記録を持っているのはこの曲のことみたいですね。


さて、娘は、エルトンの予備知識を一ミリも仕入れていないで見たため、感想は「つらい…(可愛そう!!)」だったらしいですが、

(確かに、幼少期は可愛そうでした)

私は バーニー・トーピンが登場した辺りから楽しく見られました、二人ともいまだに仲良しで、共にご存命なことを知っていましたので^_^

生涯の友といえる、長年作詞を担当してくれている バーニー・トーピンとの出会いがあり、ヒット曲を書けるようになったのですよね。

彼は曲先でなく、歌詞を先に書いてもらって、それに合わせてどうにでも作曲できる人なんです。こういう人は珍しいと思うのですが、

ということは、エルトンの珠玉の作品、あの美しい歌詞は、バーニーの言いたいこと、表現したいこと、ということなんだね、ふむふむ。

映画で晩年として描かれているのは30代ぐらいまで。


ご本人が70代で まだ現役で活躍中(今ちょうど、3年間かけて、最後の世界ツアーをやっている)なんだから、キャリアの半分弱ぐらいを描いて終了、したのかな。すでに大御所だった、83年の アイム スティル スタンディング までが曲として登場しています

結構有名なMV





この当時は、こんな、意味不明なほど ダンサーの群舞をこれでもかと見せてくれるMVがあったんですよね、これのほかにも笑。

しかしね、私のエルトンのイメージは、やっぱり初期のヒット曲、「僕の歌は君の歌」





歌詞訳が出ていますが、
こんな奥ゆかしいラブソングがほかにあるでしょうかね?
これが バーニー・トーピンの詩の世界なんですけど、

映画ではかなり よさげな役者さんが演じてくれています!



彼はなんとあの、リトルダンサーの主役でバレエ踊ってた ビリー・エリオット役のお子さん!!もう大人になってしまった!2000年に10歳だったんなら、いま29歳か。そーかそーか もうそんなに経つかねー?!

ちっちゃい時はこんなでした。お顔そのまんまだね…




主演のタロン・エガートンも 彼の演技を絶賛するコメントをインスタにupしています


仲よさそう^_^



実在するバーニーご本人は、もうちょいハッキリした目鼻立ちで、短髪ですね。写りのよいツーショットあります。


かわいい!!若い頃の二人ですね。

まぁとにかく、ミュージカルものとして、伝記ものとして、また、悩みを抱えている人がセラピーだと思って見に行ってもいいし、
これは見たほうがよい!エルトンを知ってる年代も、知らない年代も、こぞって観に行きましょう。
コンサートチケット高いからね、、映画でこれだけの曲を聴けるなら、安いよ、うん。


しかし劇中で歌っているのは役者さん本人でして、
サントラ盤もその歌声が収録されているんだから本当に驚きます…

だからサントラは、エルトンのベスト盤とは別物。アップルミュージックのようなストリーミングでも聴けますし、CD派はお買い求めになっても。すごいわこれは。映画館の売店でも買えますよー。

予告編も貼っときます
タロン・エガートン、よく似せてて素晴らしい!ヘアメークさん&衣装さんの力も大きいかな。






今年のエルトンの野外ライブ(英国 ブライトン)にて。タロン・エガートン が ゲスト出演して1曲歌っていますね。この日の観客、いいなぁ。




※タイトルにも付けましたが、この映画は意外なことに PG12指定(12歳以下のお子様が見るときは 同意する親の同行が必要)
です。

なぜなのかは 見ればナットクですが^_^

そんな 子供に見せるのを躊躇するラブシーンを演じた二人は プロモーションのために カープールカラオケ(ロンドン編)の動画を公開しています、
悪役マネージャーを演じる彼、主演のタロン以上に人気ある役者さんのようですね。喋るとスコットランド訛りだけれど、イケメン。 




映画の中では昔風の髪型で、もみ上げつけていましたが、素だと現代的で 素敵ですねー。