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1989年12月10号(290号)の雑誌『クロワッサン』からの切り抜きですが

じつは裏にあるお料理ページが目当てでファイルしておいたので
その裏は当時はどうでも良かったのですが

今ではこの記事のほうが貴重です。

映画カミーユ・クローデルのPRで来日した際とられたインタビュー。セザール賞の最優秀主演女優賞(アカデミー賞みたいなやつね)を取ったと書いてあるから
映画公開は日本とフランスでは時差があったみたいですね。

授賞スピーチで『悪魔の詩』という本の一節を読み上げて話題を投げ掛けた。

この本はイスラム教徒を侮辱する詩だとされて、当時のイランの最高指導者?だったホメイニ氏(白い長いお髭のおじいちゃんねー)が、
本の作者に、勝手に死刑宣告をしたんだって。
フランスでも発禁を求める爆弾脅迫が相次ぎ、刊行されなかった。知識人も文化人もこのことにはあえてノーコメントを通していたなかで
アジャーニさんのスピーチは勇気ある行動として国内外から賛成を集めたとのこと。

『表現の自由を主張したくて、あの詩を読んだんです。』だそうです。

映画のヒロイン、カミーユ・クローデルは、天賦の才能に恵まれながら女性の社会進出が珍しい時代のなかで『ロダンの愛人』かつ詩人ポール・クローデルの妹、としての評価しか受けてこなかった。
『そのような多くの人達に、創造する勇気と、彼等を支援すること、の大切さをこの映画に込めた。彼等を支援することは表現の自由を支援することだから』
と語っています。

女優として黙っていられないからの発言でしたが、

人気あるスターが世の中にとって『よいこと』を広めようと、自分の主義主張をハッキリさせるのは
影響をいろんな人に与えるなぁと思います。

直人さんも『エコ推進』な運動?に参画していけるといいかも。
(*^_^*)