子供も大人もシクシクすすり泣き・・みたいな家族向け感動映画でありました。これは『見た方がいいよ』と大推薦できる作品ですね。

ハイジが冒頭、汽車(SL)に乗って意地悪な叔母さんに連れていかれるスイスの山小屋は、な・な・なんと・冬場だったので
(>_<)
空はどんより曇だし、じきに雪は降るし。かたくなな心のおじいさんと、照明が暗めの山小屋で、近所のペーターもヒネていて性格暗いし、ハイジはどーなるのか?と心配になりますが、

ハイジを学校に通わせなきゃ、とおじいさんがあれこれ考えだした矢先、勝手にハイジを置いて帰った意地悪な叔母さんがまた現れて、フランクフルトのおかね持ちが娘の遊び相手を探してるからって・・
このときおじいさんが可愛そうでねー・・孫娘とせっかく仲良くやっているのにまた連れていかれちゃうとは。
このハイジがまた可憐でか~わいいのですよ、居なくなると寂しいよね・・。

お屋敷の怖い女中頭の『ロッテンマイヤーさん』役は、ジェラルディン・チャップリン。かなり前みたときより老けましたけど・・以前からスリムな女優さんですから、その痩せてギスギスぶりがまた怖いんですねー。
彼女の部下も使えない召し使いたちばかりなんですが、セバスチャンはハイジと友達になってくれます、ロッテンマイヤーさんと折り合いが悪いから、彼女をイライラさせるハイジの行動が痛快でたまらないんですね。

クララも、クララの父も、お祖母様も、主治医の先生もみな好い人ばかりですが、お屋敷にクララと常に一緒にいるのは召し使いたちばかり。この環境はたしかに良くないですね。
クララのお勉強の先生がハイジも一緒に教えても、文字が読めるようにならなかったのに、
お祖母様が教えたらすぐに本を読めるようになったり、

山小屋に帰ったハイジを夏場に訪ねてきたクララが両足で立てちゃったり。

やはり教育や介助は愛情を持ってやらないと効果がないんだなーというよい例だなと思いました。

最後のほうで、フランクフルトから続々と来たクララの関係者たちがみな
『ここ良いですね!老後の住まいにぴったり』
と、町で悪い噂を流されたから世捨て人のように山籠もりしたおじいさんの住んでる所を、まるで別荘地みたいに言っていたのが面白かったです。主治医の先生は本気で最寄りの村へ引っ越しを決めたし(笑)。

しかし映画のなかに出てくる大人がみな長身でかっこいいです、おじいさん役のマックス・フォン・シドーも、膝下、長っ!!
外出着のロングブーツ姿がかっこいいのです、おじいさんであの膝下の長さは、日本ではありえない・・と、そんな所にも目が行っちゃいました。

声の出演に、戸田恵子さん(ロッテンマイヤーさん役)

オリエンタル・ラジオの二人 。藤森くんが召使「セバスチャン」の声、あっちゃんは山羊の声。山羊の吹き替えって・・山羊はしゃべらないのですよ(笑)普通はエンドクレジットに出ないですよね、要は話題作りですか。
藤森くんの吹き替え上手でしたよ♪

DVDになっているかな?と探しましたが、無いですね~@@@

検索したら昨年7月封切りでした、まだ1年経っていませんね、もうじき出るのかな?

ハイジ公式プログ (ハイジ新聞)


もうレンタルで借りられるものとしては

全然違う作品ですがこちら↓もお薦め・・こちらは原語がドイツ語です。ハイジは英国・スイス合作だから英語作品かな?

エーリヒ・ケストナーの「飛ぶ教室」現代アレンジ版

松竹
飛ぶ教室