リスクテイクをめぐる攻防
ギリシャのソブリン債の償還問題で、ファイナンスが実行されたことで18日の欧州株式市場は安心感から買いが入りプラスで引けました。
その流れがあって、ユーロも回復の基調を示しておりました。
NY時間開始前、全米住宅着工件数の予想以上のいい数字と、住宅着工許可件数の予想以上の悪い数字の両方が出る中、ウォルマートの好決算などでトータルでプラスの始まりとなりました。
しかし、徐々にNY株式市場が弱含む展開になってから、ユーロはさらに下落する展開を見せました。
背後にあるのは「リスクをとるか、回避するか」という投資行動です。
その行動には当然マーケット心理が強く関与します。
では、その2つにどういう動きがあるのか整理してみましょう。
・リスクをとれる
→株価上昇、商品価格上昇、債券価格上昇(金利低下、特にNY市場)、ユーロ高、ドル高、円安
・リスク回避
→株価下落、商品価格下落、債券価格下落(金利上昇)、ユーロ安、円高。
というのが足元の典型的な流れになるでしょう。
本日のNY時間の市場を見ておりましたら、「リスクを取れる」状態から、「リスク回避」へとまたマーケット心理が不安に動いたと言えるのでしょうか?
どちらにしても、まだ積極的にリスクを取りに行ける環境にはないと思いますので、様子見はしばらく続くのではないでしょうか?