「子どもの気持ちに共感しましょう」

 

よく聞く言葉です。

 

「共感」というと、どんなイメージですか?

 

相手の気持ちが

そのまんま分かるようなイメージも

あるかもしれません。

 

でも実際、子どもの本当の気持ちを

親が「分かる」ことはできるのでしょうか。

 

例えば

わたしには3歳の子どもがいて

保育園に送っていくと

「行きたくない、帰る」

「寂しい」

と泣くことがあります。

 

そしてわたしが

「寂しいね」

「パパやママと遊ぶ方が楽しいよね」

と言うと

「うん」

という返事が来るので、

 

寂しいんだろううなぁ、

とは思います。

 

では、わたしが想像する

「寂しいんだろうな」という感覚と

子どもが感じている寂しさは

本当に同じなのでしょうか?

 

わたしの子どもは

1歳から保育園に通っていますが

 

私が幼稚園に通い始めたのは年中からです。

3歳という年齢で毎日

親から離れてどこかに通った経験はありません。

 

ではわたしも1歳から保育園に通っていたら

本当に「その気持ちわかるよ」と

言えるのでしょうか?

 

ちょっと想像すれば分かるように

たとえわたしが1歳から保育園に通っていたとしても

子どもと同じ保育園とは限らないですし、

先生も、お友達も、環境も、色々と違います。

 

さらに、どれだけ状況が似ていたとしても、

子どもと私では

持っている遺伝子も性格も違うので、

全く同じ感じ方をするわけではありません。

 

つまり親のわたしは

「寂しいんだろうなぁ」

と想像することはできても

 

100%気持ちが分かるわけではないし、

どの程度、子どもの気持ちに近いことを

想像できているのかは

推測するしかありません。

 

では、子どもは

自分の寂しさ、悲しさを誰にも分かってもらえない

苦痛を味わうしかないのでしょうか?

 

わたしはそんなことはないと思っています。

たしかに、100%分かってもらえれば

安心もできて

あえて言葉で伝える必要もなくて楽かもしれません。

 

でも、子どもには子ども自身の力があります。

 

子どもにとって、自分の親が

・100%は分かってくれなくても

 自分の気持ちに目を向けてくれる。

・自分が感じるままを「そうなんだね」と

 受け止めてくれる。

・気持ちを自由に表現させてくれる。

ということが分かれば

十分、自分で解決していく力を

発揮できるのではないでしょうか。

 

そして、親からの共感がそのようなものであると

他の人との関係でも

・100%分かってもらえる人じゃなきゃダメ

・言わずに分かってくれなきゃダメ

ではなくて、

・話して伝われば大丈夫だから伝えてみよう

・完璧じゃない相手も程よく信頼できる

・分からない相手もおもしろい

という関係を作ることができるのではないでしょうか。

 

 

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