わたしが、高校生だった頃の話。
急にお腹が痛くなり、病院へ行った。
聞くと、胃腸炎なので、入院・点滴が必要とのこと。
その時の診察での医者との会話。
医師:昨日、何食べましたか?
私:○○と、△△と、□□と・・・
医師:うーん、じゃあ、その前は?
私:**と、※※と、〜〜と・・・
医師:うーん、じゃあ、その前は?
私:鶏肉とピーマンの炒め物だったと思います。
医師:(独り言のように)なるほど、それかもなぁ。
それを聞いて、高校生だったわたしが思ったことは
「鶏肉とピーマンの食べ合わせが悪かったのかも」
ということだ。
しばらくして医学部に入学し、医学を学んだわけだが、鶏肉とピーマンの食べ合わせのせいで胃腸炎になるなんてことはあり得ないということが分かった。
では、あの時の主治医が独り言のように「なるほど、それかもなぁ」と言ったのは何だったんだろうか?
もうその時の医師本人に確認することもできないが、後から思うと、おそらく「鶏肉」が原因だと考えたのではないかと思う。
鶏肉による「カンピロバクター腸炎」であれば、鶏肉の「炒め物」なので、中心まで加熱できていなかったために菌が残っていた可能性はあるし、それを食べてから数日経っての発症というのも辻褄が合う。
このことから、わたしは、情報の受け手としても、送り手としても、両方の立場から教訓を得た。
情報の受け手としては、自分は、相手の言ったことを、間違って解釈している可能性がある、ということを頭に入れておきたい。
もし、高校生のわたしが
「それは、鶏肉とピーマンの食べ合わせが悪かったということですか」
と確認していたら、その時の主治医はおそらくもっと正確に答えてくれていただろう。
逆に、情報の送り手としては、自分の言ったことが、自分の伝えたい通りに相手に伝わっているとは限らない、ということだ。
わたしも日々、患者さんに話をし、親業の講座やセミナーもする。
そこでも、自分が伝えたいこととは、異なるように受け止められている可能性があることは、常に頭の片隅にある。
なるべく正確に伝える努力をしつつ、話を聞いた方がどのように受け止めたか、時々は確認が必要だ。
このことを思い出すたび、自戒、自戒、である。
■セミナー・講座予定
*親業フォロー会 @オンライン
月曜、9:00-15:00の間でリクエスト受付中。
開催希望の方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
*親業訓練一般講座 @京都YWCA 開催検討中
■LINE公式アカウント

子どもや家族、大切な人との関係作りのヒント、
ブログの更新や
セミナー・講座のお知らせ
などをお届けしています。
友だち追加してくださった方には
「親業の魅力」を事例で解説した動画を
プレゼントしています。
友だち追加、お待ちしています!
■SNS・お問い合わせ