やってみせ いって聞かせてさせてみて 褒めてやらねば 人は動かじ
これは海軍大将の山本五十六の言葉です。
有名なので多くの方も知っているかもしれません。
上官の命令が絶対、という厳しい時代に将軍であった山本でさえ、「褒めないと人は動かない」と言っています。
であれば、現代の子どもに親のいうことを聞かせるのは、そうそう簡単にはいきません。
叱ったり、否定したり、同じことを繰り返し何度も言い過ぎてしまうと、子どもが反発してしまいます。
たまには、柔軟な対応も必要だと思います。
僕が塾で子どもを指導していた時に心がけていたこと。
批判や否定や評価は、自分がしなくても社会に出れば誰かがやってくれます。
だったら、自分がわざわざ言う必要はないな、と考えました。
もっと子どもの琴線に触れる言葉を言ってあげよう、と。
最初は上手くいきませんでした。
引き出しがなかったからです。
そこから、2つのことを実践しました。
1つ目は、もっと子どものことを知ろうと、話をたくさん聞いたこと。
2つ目は、たくさん本を読んでそこに書いてある内容を実践したこと。
その結果、徐々に生徒の表情が変わってきました。
今まで、全然僕になついて来なかったような子も、笑顔で近付いてくるようになりました。
今ままでは、力技で勉強をさせようとして疲弊していましたが、そんなに言わなくても勉強させることができるようになりました。
子どもを動かすにはちょっとしたコツがあります。
僕の知識や経験が今悩んでいる人のお役に立てれば嬉しいです。