今年の6月から郵便はがきの金額が上がりました。

(正確には、葉書だけではなく、一部の封書の金額も上がっています)

 

ちょうどその頃郵便局員とその値上がりについて話していたのだけれど。

 

郵便書簡という中が便箋になっていてノリでつけて封書にする郵便物があるのですが、

この料金が62円

これは値上がりしませんでした。

つまり葉書と同じ金額になってしまったのです。

 

そもそも郵便局に、今も郵便書簡があるのかどうか?聞きつつ、それを買いに行った時のことなのです。

 

郵便書簡は、あるけれど、あまり多くの人に利用されていないようです。

これは、中に写真などものを入れてもOKです。

それが25グラム以下であれば、そのまま投函できます。

 

そこで私は言ったのです。

「葉書が62円になるなら、もう私は利用しないわね」と。

そもそも筆まめの私は、葉書では、書きたいことの全てを書くことができず、

いつも便箋の重さを気にしつつ手紙を終わらせていたような人だったからです。

 

それから半年。

やはり葉書でないといけない。

というか、

葉書の方が適応していることがそれなりにありまして、

葉書も結局利用しているわけです。

(書くところが少ないのに、52円葉書に10円切手を貼らなければならないのは嫌だけど)

 

そこで考えました。

私のように手紙書くことが大好きで、だから人に連絡を取る手段としては、葉書はいらないと感じた人でも、

結局、葉書を利用している。

実際、年賀状、暑中見舞い、喪中ハガキ、その他のカードがわりなど

葉書を受け取ることは結構多いのです。

 

つまり郵便局は、例え値上げしても購入される葉書。

または、よく利用されている葉書の値上げに踏み切ったのでしょう。

郵便書簡のように、利用者が少ないものを値上げしても効果が少ないからです。

 

それにしても2円というのが非常に面倒です。

この間まで80円切手に購入した2円切手を貼って出していたのだけど、

今度値上げされた時は、余った82円切手を消費しなければならないのですから。

 

値上げしないとやっていけないほど郵便は儲かっていないのかもしれません。

確かに、私以外のほとんどの人たちは、敢えて手紙を出していないように思われます。

(私が手紙を書くので、私のところには、よく手紙や葉書が届くのですが)

若い人の中には、生まれてこのかた手紙というものを貰ったことがない。という可哀想な人もいました。

でもね、日本の郵便料金はやはり高い方です。

 

余談ですが、以前、私がニューヨークにいた頃のこと。

日本国内に手紙を出す時、日本国内から出すよりも

アメリカから国際郵便を出す方が郵便料金は安かったのです!!

当時、日本から海外に出す時は、重さ制限が厳しく、

海外用の薄っぺらい便箋に書いていたものでした。

 

因みに、今年から年賀状を出すのをやめました。

62円に値上がりしたからではありません。

今年のうちに「あけましておめでとうございます」という文章を書く事がどうも納得いかなくなっていたのと、

何十枚もまとめて書くとやはり心を込めている時間が少ないからです。

年賀状をいただいた方には、後ほど寒中見舞いの形で、葉書か手紙を出します。

それ以外の方々には、思いついた時、季節の変わり目、その人の誕生日など

理由を見つけては手紙を書いているので、

年賀状は私にとってはあまり必要のないものに感じられてきていたからです。

でも、いただくのは、どんな形のどんな手紙でもとっても嬉しいものです。