イスラエルの少年が拉致され殺害された事件を理由に、
イスラエルは、空爆を続けている。

連日連夜、ネットではそのニュースでもちきり。
日本のイスラエル大使館前でも小さなデモがあったが、
ロンドンのイスラエル大使館前のデモの規模は半端ない。

ガザのパレスチナ人の死亡は300人弱に膨れ上がっている。
相手はハマスだと言いながら、
犠牲になっているのはほとんどパレスチナの市民たち、
そして子どもたちの犠牲が多い。

そのニュースを読んだり、ツィートする日々の合間に
NHKのニュースを見る。

「イスラエルが、空爆予告して、パレスチナの市民に退避勧告」  ??

なんか変だ。
これだけ聞くと、イスラエルはパレスチナ人を守るために空爆しているようなニュアンスさえ受け取れる。
つまりテレビのニュースだけ見ていると、
パレスチナ人の被害者人数は事実と変わらないとしても
ニュアンスが全く違う。
まるで、ハマスが一方的に悪くて、
それを退治しているイスラエル軍という雰囲気を醸し出す。

ネットの世界では毎日真実のニュースが広がっている。
勿論、間違った情報も中にはあるだろう。
しかし、それはテレビも新聞も同じなのだ。
↑これだけニュアンスが違うのだから。

だからネットでニュースを得ることをお勧めする。
そして判断するのは自分の頭しかないのだ。

さて、そのイスラエルに武器供与を約束したと思われる安倍政権。
そもそもアメリカとイギリスだけは、
いまだにイスラエル寄り。
これほどの大虐殺が連日行われているというのに、
アメリカは、イラクには兵を出してもパレスチナはどうでもいいのだ。
理由は資源がないから。

そしてアメリカ第一主義の日本政府は、
このイスラエル側に立っている。
日本の高度な技術で生産される武器で、
近い将来パレスチナの子どもたちが殺戮されていく。
その被害者の映像を毎日ネットで見た方がいい。

福島で甲状腺がんに掛かっている子どもたちが苦しんでいる。
心臓疾患で多くの人が突然死している。
その映像はなかなか出てこないが、
すぐそこの福島で苦しんでいる人たちのことを実感できていない日本人に
パレスチナの人びとのコトを慮ることは無理だ。

でも、私たちは無関心ではならない。
パレスチナの人びとは、
東日本大震災の被災者のために祈ってくれたのだ。
だから、私たちは遠く日本に居ても
彼らのことを考えなければならない。
何が出来るかではなく、無視してはいけない。