家庭用FAX機が出回ったのはいつのことだったろうか?

1980年代の半ばかなぁ?と記憶する。

FAXが家庭に出回りだして、

仕事は断然楽になった。


それまでは、一枚の書類でも、

手渡すなり、郵便で送らない限り、誰かに渡すことは出来なかったのだ。


仕事で、明日の地図や香盤表も送れなかった。


しかし、FAXが出回ってからは、

事務所から、当たり前に明日の場所の地図がFAXで送られるようになる。


今度はFAXのない人が困ることになる。


最初は、コンビニでFAXを使用し受け取ったりしてもいた。

しかしかなり面倒。

コンビニ行って、相手に電話して、番号を伝えて、

そこに送ってもらい、届くまでそこで立って待ち、

1枚○円のお金を払う。


それが面倒だから家にFAX機を購入した。

これだと、いない間に送って置いてもらえるからとっても楽。


当時は勿論携帯電話もなく、

FAXがとっても楽なあんて書いても今の若者には実感できないだろう。


しかし、生きていると何度もそういう便利機能に出逢うことになる。


今もFAXが家にある。

地図の受け渡しは、未だにFAXで来ることの方が多い。

しかし、実際はネットで探せばいいことだ。

住所を教えて貰えればネットで検索、

地図をプリントアウトすればいい。


携帯、orスマートフォンでそのまま地図を出しながら現地に向かえばいい。


それならこのFAXは誰が使っているんだろう?


実は先日書類にサインをしてFAXで送り返してくださいと言われ使用した。


手書きのサインが必要な時はFAXの方がいいということだろう。


他に何にしようする?


そういえば、FAXを持った頃は、

アメリカの友人に手紙をFAXで送るなんてこともやったっけ。

タイムリーに手紙が届くし、

郵便を送るよりも安いという利点があった。

しかし、今はメールだ。


それでも、たまーに、

年に2,3回FAXが必要なことがある。

このためだけに持つのは少々高い機械のように感じる。

そもそも、相手の都合で発生しているような気がする。


PCを手に入れた時、

全世界の全員がPCを持って、同じようにネットで繋がればこんなに便利な機械はないと思ったけど、

未だに、PCを持っていない人はいる。

若い人たちは持っているのかもしれないが、

私よりも上の年代になると途端に所持率が低くなる。


特に女性の友人は未だにPCもスマホも持っていない人の方が多いくらいだ。

PCは家にはあるが、自分のは持っていない。

そういうPC音痴の人たちが、今も使ってるのだろうか?


テレビで情報を得る時や、

何かを申し込むときの申し込み方で

NHKを見ていると

まだまだFAXでお申し込みの方は……と出てくる。

しかし、Jsportsなどを見ていると

連絡方法は、ほぼメールかツイッターとなってくる。


我が家では基本的にどれにも対応しているが、

「FAXは持っていないんです」なあんて若者が平気で言っているとしたら、

私だってもう必要ない機械なんじゃないかと、

ふと、思う。