だけど
何処もだめ
果樹園まで
走っても
夕暮れだろうし

すぐ前の
癒やし野池へ
陸っぱりから
せめて小バスに
慰めてもらおうと
しかし
魚信なし

いよいよ日が傾いて
山の端に隠れました
何やら
波紋が
出てます
目に見えない
小さな小さな
ミクロサイズの魚が
追われているよう
朝から
いちばん
活性の高い状況
しかし
なすすべなく
山道を降りて
国道まで
家路へ

その途中
見えた野池に
さっき見た波紋が
しかも
今度はもっと範囲が広い
すぐハンドル切って
ガタガタ土手を
池の奥まで突進
近くで見ると
やっぱり
ミクロサイズのベイトが
追われていました
ラストチャンス

すぐに
ヒット

でも手前の水草に巻かれて
あえなくロスト

きっと
あの魚は
もう口使わないだろうな

突然
夕焼け小焼けの
メロディーが
大音量で鳴り響きました

この地域の
日没の合図のようです
『~みなかえろー、
カ・ラ・スと
い~い、しょに
か・え・りま、しょ~~』


いや
帰らんもん

カラスの帰るトコなんて
山奥の枝でしょうし

まだ居るはず
諦めない

やった


日は沈み
ホトケノザは
花びらを閉じた時間
奇跡の一匹
釣りの神サマが
朝から見てて
哀れに思い
出してくれた一尾にしか
思えませんが

何より
頂いたヒントを
諦めずにトライできたコトが
嬉しい
人生にも
きっとそんなヒントが
あるんだろうな
感度よく
アタリを見逃さないように
しておかなくちゃ

貴重な1日を
ありがとう

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