人は、自分自身の運命を操ることが出来ない。
老子も孫子も、運命を操れないと主張している。
運命は操れないのだから、運命を切り開く事など出来るわけがないのである。
誰しも、己自身の運命を操れない。
だからこそ、勝利のチャンスを待ちながら、まず失敗を避ける。
要するに、我々は、水みたいな生き方をするしかないのである。
孫子の言葉に、『兵は水の形に象る』と言う言葉がある。
表題に記載されている言葉である。
水と言う物は、高い所を避けて低い所に流れる。
戦争では、敵の兵力が充実している所を避けて、備えが手薄な所を攻撃する。
水は、地形に準じて流れを決める。
戦争でも、敵の態勢によって勝利が決まる。
水は、柔軟に形を変えてどこにでも入っていける。
軍隊も、敵の陣形や動きに柔軟に対応する事で、勝利を手中にする。
では表題にある【準備力】とは何か?
自分自身が出来る唯一の事は、準備である。
成功・目標達成は、準備が出来た時に自然と与えられる物である。
成功の秘訣とは、成功を迎え入れる準備をする事である。
次に【技化】とは何か?
技とは、 人間がある目的達成の為に、 ある行為を自分の行動パータンにする事である。
例えば、 野球ならば、スポーツとして楽しむ為に、投げる・捕る・打 つの形を自己の行動パターンにする。
それでは「技化」とは何か?
その求めている行為が、無意識的に出来る動作 と化した時である。
野球ならば、スイングの形を体が覚えて、 その形通りにバットをボールに当たる事が可能になることである。
戦いにおいても、同様である。
戦うのは有利な時だけで、勝利を100%確信出来る状態の時だけである。
負けない事が一番重要であり、守ることで大きく勝てる。
攻めるより守ることである。
あらゆる事態をシュミレーションし て、想定して、非常時に備える
事前に勝負をイメージし、勝つ条件を積み重ね、敗北の可能性を減らす。
万全の態勢を固めるとは、常に備えを続ける事なのである。
運命を切り開く事ではないのである。
家康が、上記内容の実例人物と言える。
幼少時代は、人質として逆らえない運命であった。
しかし、天下獲得し、天下統一する為に、信長や秀吉に付き従いながら継続学習からこそ、万全の技化された準備力で、天下統一したのである。