『不敗』とは、「絶対に負けない事・敗れない事」である。
逆に、必勝とは、「必ず勝つ事」を意味する。必勝とは、積極的に戦う事で必ず勝つようにすると言う意味合いがあり、リスクが伴う。
しかし、『不敗』とは、引き分けの状態も負けてない状態である為、不敗とみなされる。100%の確実性を目指している為、リスクが殆ど皆無である。
しかも、勝つことが当たり前の状況を常に作り出し、幸運に頼った生き方を目指していない。
人生において、必勝より『不敗』を目指していくべきである。
何故なら、戦うこと自体がリスクがあるからである。
歴史上の人物で言えば、信長は、天下布武を掲げて数多くのあらゆる敵と戦いまくり、ひたすら必勝を目指してきた。
その点、家康の場合、信長と同盟しながら、生き残る事を優先しながら、着実に徳川家を最強の軍団にすべく、ひたすら不敗を目指してきた。
必勝を目指してきた信長には、敵が多すぎた為、光秀という身内の家臣団から反旗を翻されて滅亡してしまった。
しかし、不敗を目指してきた家康は、辛抱強く不敗の態勢を創り上げてきた為、秀吉死後、徳川家は、無敵の最強軍団となったのである。
そもそも『不敗』とはどういう事なのか・
- 奇跡や幸運に頼らず、最悪の事態を想定し常に準備する事
- 不測の事態に備え、二の手・三の手を用意しておく事
- 勝つことが当たり前である事
- 想定外が起きても、目的達成出来る手配をしておく事
1~4と列挙してみたが、要するに『本当のマイナス思考』でないと、『不敗』に繋がらないのである
ところで、私にとって、『不敗』とはどういう事なのだろうか?
下記に列挙してみたい。
- 健康で有り続ける事
- 仕事能力を高め続ける事
- 貯金がある事
- 競争相手が少ないフィールドが得意分野である事
1.生きていく為には、健康で有る続けねばならない。高齢化や外傷で病気になれば、仕事すら出来なくなる。
しかし、出世競争の為に、上層部に胡麻すりだけして取り入ろうとして、派閥等に入っても、時間や心労がかかり、健康を害するだけである。
私の場合、護身術と減量ダイエットを目的に始めているボクシング動作で、強靭な肉体を創り上げ、常に健康体である事を目指している。
2.仕事とは飯の種である。お得意様から仕事を貰い、結果を得る事で会社に貢献し、自分自身の食い扶持に繋がる。 仕事を与えらている以上、仕事能力を高めていく事は、当然の行為である。職に就けても仕事も戦いである以上、リスクが付き物だからである。具体例を挙げてみると、車手配で運送業者に1回注文した段階で、すでに運送経費というリスクがかかっているのである。
3.今、下流老人という言葉が、話題を呼んでいる。我々がシニア世代になれば、日本人口の
40%が60代以上と言われている。少子高齢化の為、貰える年金もわずかである。年をとればとるほど、職に就けなくなる。老後になっても貯金すらなければ、生きている価値すらない時代なのである。
4. 大手企業には、学歴もあり仕事能力もハイレベルな優秀な人材が、山ほど存在している。
金太郎飴みたいに、簡単にリストラしてもすぐに代わりがいる為、生き残りが大変で
ある。その点、この会社でこの分野では彼しか出来る者がいないと言われる人物になった
ら、生き残る事が可能である。何故なら、その会社では、必要不可欠だからである。
孫子は、『不敗』こそ一番重要であると主張している。
不敗を目指し、生き残ればチャンス到来があるからである。
更に、孫子は、『必勝』とは機会がもたらすものだが、『不敗の態勢』ならば、自ら造りだせると主張している。
大きな勝利の90%とは、敵の隙や地形等有利な情況がもたらすものであるという意味合いがある。
力を蓄えながら、最高の機会を待つ。 正にその言葉通りを実行した歴史上の人物こそ家康なのである。
勝利する為には、外部の機会活用が必然なのである。