今日は5ヶ月ぶりの舞台、
何と池袋、東京芸術劇場シアターイースト
客席はわずか?250席程度、それがほぼ満席
実は一昨日まで1週間ほど休演を余儀なくされていて、昨日から再開されたのだ。
二兎社公演46 歌わせたい男たち
 
二兎社ってね、私にピンポイントで当たってくる題材が多いのだ。
前回は伊藤野枝さんの話だった、観ることができていないのがザ・空気…
今回はとある高校の卒業式で君が代を伴奏する元シャンソン歌手の音楽講師を軸に、ひとりになっても起立せず歌わずを貫こうとする歴史の先生、それに強く反発する英語教師、優柔不断というか時勢に合わせて問題なく終わらせたい校長先生と、卒業式スタートまでの2時間のドタバタ話
決してお硬い話にせず、ドタバタの中にジワジワと滲み出てくる矛盾、違和感、馬鹿馬鹿しさ、そしてこれが決して架空の話ではないことは観客の方も分かっているからこその笑い
 
結局、強制!にしたことでルールを守れ!ということになり従わない人間には罰則が与えられ、連帯責任としての研修だとかナンダカンダ増えてしまう業務…
任意にしておけば何も問題なかったのにな〜とひとり思う。
まあ、国家としては強制してでも従わせる、主従関係を思い知らせるということが主たる目的なのだろうな。
そんなことを考えながら帰宅したら、マイナンバーカード交付申請書がまた送られてきていた。ご苦労様
 
副都心線から地下通路を通って一直線で劇場までつながる。
これがなかったら道に迷ってるかも…って何気にスクーリング会場の隣なのだけどね。
 
こんな役者さんが出演していて、キムラ緑子さんが蘭ちゃんに見えて仕方なかった、
相島一之さん、現実にこういう上司っているだろうな…なんてね。
山中崇さんも結構若い役で、なんだかかわいかった。
などなど、時間的には2時間足らずの短い時間だったけれど面白く楽しめて、少し苦い気分にもなる舞台だった。