と痛感したのが、この本、そう先日読んだものの続編というか完結。って書いてあった、帯には。

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2

ブレイディみかこ著

新潮社

 

そう今回はまだ文庫が出ていなくて、古本屋さんで買い、ほぼ2日間で読了した。

前作からほぼ一年後、というか続きで、成長期の中学生はみるみる大人に近づいていく。

そして学校生活も、元公営住宅地の住人らも変わっていく、、、

前作から続けて読んできて、つくづく英国の学校教育の奥深さというか、何といえば良いのだろう、時の政治体制などに揺るがされることなく、いや揺らいでいるものもあるだろうけど、教育の理念というか、そこはしっかりと存在しているのだということ。

人権に関する教育は前作で知ったのだけど、今回は政治に関することで、日本のようにタブー視せずディスカッションしていく。

もちろん、民族間の差別や偏見、格差の拡大、貧困問題、などなど、顕在化しているし、確執もあるし、

だけど何というか、ベースにある信念というか理念がしっかりとあるように感じたのだ。

中学生の成長記録でもあるけれど、私にとっては英国の奥行きの深さ、民主主義というものの歴史を痛感した。

 

前作も含めて取っておこうと思う。