訃報を知ることはいつも、どんな形でも、辛い。
ましてや同じ病の人だと特に…
何ができるわけでもない、直接会ったこともなく、弔問に行くこともない、
間接的に聞いていた幾つかを改めて思い出す。
頑張ったよね、ちゃんと家族の先行きを見届けたよね、凄いな、
同年代ということもあって、最初に聞いた時から時折思い出し、元気でいることを知るとホッとしたりしていたけれど…
つくづく思うことは、人はこの世界に生まれてから去る時まで、儚いと思える時間でもかけがえのないその人自身の時間があって、その時間の数多の点が続いて何年何十年と続いていくものなのだと。
いつ途切れるかもわからない、結果として点がつながって長い短いそれぞれの一生があるのだなと。
不忍池、蓮とその存在感の大きさに驚いたが、
極楽浄土、穏やかであれ