来週末辺りには梅雨入りしそうな、湿度が高く薄曇りの朝

気付けば5月も最終日になっている。

ひとつ仕事?を辞めにして、ちょっとだけ軽くなろう、と思ったのだが、予想以上に軽くなって、正直嬉しい誤算だ。

自分のことってなかなか自分でも分からなかったりする。

今は、まずゆっくりと、じっくりと、焦らずに、と唱えながら続けようと思う。

そんな中、5月14日から今日までの短歌を書き留めておく。

 

梅雨入りも間近となりて窓からの時折見える青空を待つ

 

収集車投げ込まれてく生活の色褪せ汚れ捨てられし昨日

 

乱れ飛ぶ座布団もなき千秋楽全てが予定調和の如く

 

この夏は江ノ島花火ないという行かないくせにちょっと悲しい

 

舞い踊る龍の隊列鮮やかに旧正月の夜を彩る

 

なめらかなプリンひとくち味わえば日曜学校料理の時間

 

Tシャツをくるりと巻いて終了す旅の支度はデイパック一個

 

最後のキスできていたならこんなにも覚えてはいない君の唇

 

洗っても落ちない黒墨ひとしずくシャツに残して教室終わる

 

森を抜け国境跨ぎ疾走す列車は軽々大陸繋ぐ

 

小粒だね云いつつ刻む新玉ねぎ地産地消の夕餉始まる

 

ありがとうその一言で柔らかな笑顔となりぬホームの義母は

 

旅終える日を数えては貴重なる今この時に青空眩し

 

石ころをひとつ蹴飛ばし歩き出すここじゃない場所見つけたいから

 

お目当ての仏像何故か写真にて菩薩明王従えて座す

 

毎日のお題に合わせて詠むことだけで終了してしまったかな…

それもまた由ということでご容赦を。