全くね、暑い暑いと言っていたら8月も今日は4日だ…

これじゃ直ぐに古希になっちゃったりして…というか、その時私は元気なのか…

そんな不安は取り敢えず忘れて、短歌覚え書き

 

7月20日

壁と君に挟まれて寝る猛暑の夜エアコンの風我に届かず

 

7月21日

涼し気なアクアリウムで金魚らは光を浴びて演舞するよう

人を切る刃の如き言の葉はぐるり巡って君の背狙う

ドバイより暑いとニュースが伝えてる背広姿のホーム映しつ

 

7月22日

燃え尽きてしまったのかなこの夏は蝉の声さえ聞こえぬ青空

オレンジの皮を煮詰めてママレード苦みひとくち母親の味

 

7月23日

君宛の手紙書くため何枚も捨てた便箋青空の色

 

7月25日

宇治金時ミルクのアイス頬張りつ京都さんぽのことりっぷ開く

 

7月26日

恐ろしき豪雨災害目にし後天災以上に怖いものなし

 

7月27日

猛暑では食べることさえ忘れてたスイカの甘さ今朝は懐かし

 

7月28日

水槽を静かに泳ぐ魚のいてこちらの喧騒冷ややかに見る

財閥の名前連なる広告に連綿と続くニッポンを知る

 

7月30日

打ち上げの席で回りを見渡せば同じ匂いの中高年組

 

7月31日

江ノ島の夏の喧騒避けるよにカモメは沖へ飛び立っていく

 

8月1日

屋外へ一歩踏み出すそれだけで決意表明したくなる八月

 

8月2日

生姜おろし茗荷に大葉付け合わせサラッと食すそうめんの夏

イベントで客寄せしてるデパートは普段と違う匂いがしている

 

8月4日

乾杯の発声なかなか終わらずに泡が静かに消えてゆく宵

 

時々言葉が出ずに詠えないで終わった日がある。

連想の仕方がワンパターンな私…