なぜ私か彼女に興味を持ったのか、
それは大学での様々な経験と実際に「活動」に入り大学に来なくなった同級生のことと
幾つかの出来事から
「連合赤軍事件」が自分とかけ離れた人が起こした事とは思えなかったからだ。
彼女が獄中から発表した「16の墓標」は気持ち悪くなりながらも一気に読んだ。
関係する映画も観たけれど、結局一体何故あのような事件を起こすに至ってしまったのか、は
理解しえなかった。
その後、私の中での大学時代が遠くなるにつれて、
彼女の存在も遠のいて、忘れ去っていた。
だから今更ニュースを聞いて衝撃を受ける程でもないのだが、自分の中で結論の出ない課題が残されてしまったようで、落ち着かない。