昨日今日と産業カウンセリング全国研究大会に出席してきた。
基調演説は、資生堂副社長で産業カウンセラー協会副会長でもある岩田喜美枝さんのお話、
中でもワーク・ライフ・バランスを女性支援・少子化対策としてだけでなく、
ダイバシティーマネジメントの一つとしてとらえ、
社員の多様性を認めることとなり、
それが企業の成長の源泉になる、
という考え方に共感した。
けれど、かの資生堂でさえ施策の本格的なスタートは2000年以後だということを知り
正直そんなものか…とも感じた。
今日は女性支援の分科会に参加したが、
講演は三菱東京UFJ銀行のダイバシティー推進室長で産業カウンセラーの鈴木初枝さん
東京銀行出身で女性初の支店長を経験し、数年前から女性活用推進室長となり
今春名称変更したとのこと。
かの大銀行である三菱東京UFJでさえ、4年前から本格的に対策をとりだした、という現実。
24年前に出産、退職、一年後に再就職し、何度かの転職をへて今に至っている自分にとっては
何だか悲しくなるくらい歩みののろい現実を思い知った。
けれど、当時から見れば、比較にならないほど政府の施策も充実していることは事実。
長い目で一つ一つ改善していくことが大事だ。