昔も今も子供を育てながら仕事を続ける、ということは多くの女性にとって決して楽なことではない。

保育園の延長保育が6時までから8時までになろうと、男性の育児休業制度も確立しようと、子育ての責任が女性の側に偏っている現実は未だ変わっていない。


そしてビジネスの世界は猛烈な勢いで変化し昨日の最新技術は明日には極当たり前のものになってしまう、というイメージを持ちながら仕事をしていると、子育ての間でさえ、仕事への情熱や企業への貢献、自己啓発を怠ってはいけないのではないか?という強迫観念に囚われてしまったりする。


そんな中で子育てと仕事を「両立」するなんて、それも回りにサポートしてくれるネットワークもなく「がんばろう」なんて、正直考えない方が良いと思うのは私だけだろうか。


子育てしながら仕事も続けたいと思うのであれば、ある時期は閑職でも構わないという覚悟が必要な気がする。

そして再び仕事にエネルギーを注げる時が来たら、自分の中で蓄えておいた力や知識を活用できる場で発揮すれば良いと思う。


現実の理不尽さをいい連ねても現実は何も変わらない。自分に出来ることを出来る範囲で続けていくしかないのだ。