人事スタッフと休職者の復職スケジュールなどについて話す機会があった。
産業カウンセラーの資格を取ってから丸6年、自分なりに勉強も続け研修にも参加し専門書も読み、それなりに知識も身に付いていると思っていた。
けれど、やはり現場で場数を踏んでいる人には太刀打ちできないものだと痛感した。
様々な実際の事例をその時々の状況や限られた選択肢の中で決断して実行してきたという経験は、決して書物や研修では手に入れることのできないものだということ。
自分の今の仕事だって、傍から見れば同じように映るのかもしれないけれど、今日は完璧に負けた、という感じだ。
もちろん勝ち負けの問題ではないのだけれど、実践によって身に付く血肉のような経験値に、打ちのめされている。