とある人のブログに書かれていたコメントを読んで思い出した、というか改めて切なくなった。
母が亡くなったのは76歳、ちょうど5年前の5月、それは本当に唐突に起こったことで詳しく書くことは出来ないけれど、突然の死だった。
夜明け前の弟からの電話で、思わず「うそでしょ!!」と言ったことは覚えている。
母の認知症の始まりは老人性のうつだと、今ならわかる。けれど、当時は何が何だかこちらも混乱するばかりだった。
十年ほど前から徐々に始まっていた彼女の病気を気に掛けながらも、月に一度顔を見に行くのがやっとだった。
その後色々あったけれど、月一の訪問は続けていた。
けれど、そんなちっぽけな気休めは何の役にも立たず、母はあっけなく居なくなってしまった。
あっけない終わり方だったからこそ言える事かもしれないけれど、やっぱりもう少し世話を焼かせて欲しかったと思う。
と、ここまで書いて以前にも同じようなことを書いていたことに気付いた。
我ながら情けない、というかやはりどこかでまだ納得できていない感情があるということなのかもしれない。
母のことは度々書いていながら父のことには触れていないということにも気付いた。次回は父のことを…