新年早々から猟奇的とも言える事件でメディアが騒がしい。
外野からは色々なコメントが飛び交っているが、どんな家庭でも子供が複数いればそれなりに対立やいさかいや不協和音がある。それは親の価値観や育て方や地域も含めた環境などが複雑に影響し合い生まれてくるものだ。
私は姉と少し年の離れた弟との間で次女として育った。
親の姉や長男としての弟に対する期待や気遣いは、時として私にとって羨ましく感じられるものだった。
親は無意識だったと思うけれど、子供はとても敏感に親の思いを感じ取る、当時の私は劣等感と孤独感で一杯だった。
そんな私にとって幸いだったのは、叔父や叔母の存在であり、それは擬似親子といってもいい関係だったと思う。
事件報道に接するたびに、その家族の一人一人が抱えていたであろう様々な感情が気にかかってしまう。