近年身近で訃報が続いている。

そういう年齢になってきたということだけれど、親だったり親族だったり、友人との久しぶりの出会いが葬儀会場だったりする。


人はどんな人生を送ろうと、財産があろうとなかろうと、認知症になろうが寝たきりだろうが、趣味を楽しんでいようが、いつか必ず最後の時が来る。

終りのない人生はない、ということを、徐々に理解させるかのように、近親者が去っていく。


悲しいとか辛いとか寂しいとか、そういう感情から、段々と彼岸は近づいてきて、こちら側とあちら側の境が曖昧になっていく…

のかもしれない。